口は禍いの門 町医北村宗哲
たまたま手に取った本ですが、思わぬ拾い物でした。
「居眠り紋蔵」や「縮尻鏡三郎」も、軽くて、気軽ではあったのですが、熱中するというほどではありませんでした。
それに比べると、本作は、適度な軽さと重さがバランスよくて、読みごたえがありました。
一話一話のなかに、その中で終わる短編話と、全編を通す長編話が交じり合っています。
前者は、概ね市中の人情話であり、こちらが軽い話です。
後者は、やくざの勢力争いの話であり、血なまぐささの漂う、重い話です。
著者の筆は、楽々と物語をつむいでいっているように見えます。
読んでいて、安心感があります。
難をいうと、時たま、知識を披露するところがわずらわしい、と感じられたりします。
好みの問題で、そういうところが好き、という人もいるかもしれません。
時代劇ファンにはお勧めの一冊です。
1000ピース 十二支と仏様
仏様のパズルはリアルなのが多くちょっと怖かったので今まで買わなかったのですが、
この商品はユーモラスで愛嬌があったので購入しました。
出来上がると思った以上にカワイイ印象になりました。
十二支もコミカルでいい感じです。
お正月人が集まるところに飾れば話しの種になること請け合いです。