鉄塔武蔵野線
小説が好きだった。
『鉄塔武蔵野線』の小説が好きでたまらなかった。
原作を涙しながら読んだ、そして映画を観た。
映画版は小説とは似て非なるものにしあがっていた。
まったく世代の違う監督が取ったのだと悟った、しかし音楽は小説の『鉄塔武蔵野線』を内包していた。
子供達のちっぽけさが良く出ているマリンバのBGM、そしてなによりささやくようなおおたか静流の歌声。
子供達を包みこんでいたわるような、限りなきやさしさに満ち満ちた曲が良かった。
このCDを聞きながら小説を読むと、見晴とアキラのちっぽけな冒険がまるで自分の事のように感じられることだろう。
あの懐かしい少年時代の暑い暑い夏の太陽と、風の匂いとともに。
武蔵野線の姉妹 ③ (フレックスコミックス)
武蔵野線の姉妹も3巻になり、
相変わらずヒロインの引きこもりゴスロリ年増のランの
痛々しい言動が痛すぎて、良すぎです。
特にこの巻はヒロインのランに匹敵するほどのヘンなキャラ
が出まくっていてかけあいもマル。
竜崎先生のblogの記述とかリアルで痛々しくて・・・
さらにはまさかの映画化とか・・・楽しみ!
鉄塔武蔵野線 [DVD]
小さいから、ずっと見上げていた鉄塔。よく、お父さんと見上げた鉄塔。
形も二種類、男に見えるオトコ鉄塔と女の人のようなオンナ鉄塔。
僕は、この町の鉄塔をずっと見上げながら大人になるんだと思ってた…。
そんな夏休みのある日、小6の見晴(海猿でも好演してた伊藤淳史くんの子役最後位の時期)は
鉄塔の下に武蔵野線【71】と表記してあるのを見つける。
『これをたどっていったら1号鉄塔まで行けるはず。1号ってどんな場所なんだろう!?』って
思いに取り付かれた彼は二歳下のアキラに『なぁ、行ってみたくないか?見てみようぜ!』てな事を
言って、この冒険に誘い出す。かくしてウォーキングロードムービーが始まる。のだが。
真夏の日差しを浴びて暑いし、鉄塔の立ってるような場所は色々と大変だし。
おまけに夕焼け日暮れて辺りが暗くなり出す。と、もう、そこは小学生心細くもなろうと言うもの。
お約束通り、2人はケンカして仲間割れ。さぁ、この先どうなってしまうのか?(カビラ慈英風に)。
見晴の鉄塔に対する思い入れ、描き方が、映像や音楽としっかり結び付き、
見終わった後かなりの余韻に浸れた。これからの見晴にエールを送りたいと思う。
【夏の庭】や【スタンド・バイ・ミー】に感動したあなたに。
武蔵野線&京葉線(府中本町~東京) [DVD]
武蔵野線(旅客は府中本町~西船橋を扱うが、正確には鶴見~西船橋)は元々は、山手貨物線の代替のための貨物専用線として計画された路線であった。そのため、中央本線・東北本線・常磐線などとの連絡線も存在。
東所沢まではトンネルが大部分なのでちょっと見ていて暇になるかも。車両は首都圏では珍しい存在になってきている103系。
(沿線には公営競技場が数多く存在するため、『ギャンブル線』などと言われることもある)