江戸川乱歩の黄金仮面II 桜の国の美女 [DVD]
この作品の前にまず、パート1である「妖精の美女」を見ることをおすすめします。
のっけからネタばらしをしてしまっています。
前篇後編の2部作と思いながら見るほうが良いかもしれません。
その「妖精の〜」以上に話の展開がスピーディーです。
最後のネタバレは、どういうことなのか一瞬本気で分かりませんでした。
ずいぶん複雑なことをやってのけています。
明智先生が想像している黄金仮面のイメージを支持するなら、
この作品は駄作なのかもしれません。
はっきり言うと黄金仮面、美しくないですから。
ただそれを差っ引いてしまえば、爽快度の高い良質な娯楽作品だと思います。
小林君のおとぼけと先生の突っ込みが、いいアクセントになっています。
波越警部のボケともども、吹き出す回数もいつもより多かったり。
MIDORI NO HIBI MEMORY 3 [DVD]
アニメ向きの素材を、素材をきっちり活かして、1クールの放映期間の中できっちりと起承転結をつけてまとめ上げる、という、簡単なようでなかなかお目にかかれないことを実現してみせた作品でした。原作に出ていても話に不要なキャラクターは思い切って出さない、などの取捨選択が的確で、アニメ化とはこういうことをやるんだよ、とのさりげない主張にもなっていたと思います。見事でした。相変わらずアニメ大濫造の2004年放映作品の中でもトップクラスの出来。こと1クールのテレビ作品に限定すればこれを上回るものはなかったんじゃないかなと思います。
Ring-a-Bell
プロデュースが大滝詠一なので、全編さわやかな感じがします。
6曲だけのミニアルバムですが、他のアルバムに負けず劣らずです。
彼と別れたばっかりの満里奈ちゃんが、友達と強がりの会話をするお喋りが合間合間に入る、「金曜日のウソつき」が斬新で、可愛い&カッコイイです。
これを聴くだけでも価値あるんじゃないでしょうか?
クオリティ高いですよ、このアルバムは買いです!
MIDORI NO HIBI MEMORY 2 [DVD]
1クール・12~13話放映の作品では、あまり多くキャラクターを出すとうまく処理できずに「出しただけ」になりかねないのですが、実は本作でも多少その憾みはあるかも知れません。それでも、本巻収録の中盤戦の単発エピソードに主人公以外のキャラクターを主役に据えた話を集中的に投入して、少しでも活躍の場を与えようという思いやりが話に反映されているのか、第7話や第9話はかなりの好作に仕上がっていて見ていて気持ちがいい。
みんなのテレビ・ジェネレーション アニメ歌年鑑1981
「新竹取物語1000年女王」の2曲以外は、「名曲だけど目新しさがない」ものばっかりである。3社協同、さらに他のメーカーも協力しているのなら、この年に「新・ど根性ガエル」OP・EDを入れて欲しかった。とんねるず需要は今はそんなにないかもしれないが、この何にも工夫のないラインナップよりはましである。もっと柔軟に。名曲が多いので辛うじて星4つ。
そういえば、ダイオージャもこの年だな。なんで入れないのかな?