男も「更年期」がわかると楽になる
はじめての購入でどんなものかな?と思っていましたが、きれいでしわもよっていなくて良かったです。本はまだぜんぶ読みきっていませんが夫といっしょに読んでいきたいと思っています。
商品の届き方はとても速くよかったです。
はらたいらのジタバタ男の更年期 (小学館文庫)
「いったいいつ寝るんですか」と聞かれるほど多忙なスケジュール精力的にこなしていた著者が、ある朝、新聞を広げたら、いくら集中しようとしても内容が頭に入ってこない。いつまでも紙面をボーっと見つめているだけの自分に気がつく。それが「何かが変だ」と思うきっかけであり、その後の長い長いトンネルの入り口だった・・・。
食欲も落ちず、体調としては決して悪くないのにどうしようもない倦怠感。自分に発破をかけようにも刺激が入ってきてくれない。集中力、気力低下、無関心、体力低下、めまいなどなどに苦しみ、自分は欝なのかと悩む著者は、あるとき、旧知の女性編集者のひとことですべてが腑に落ちます。「もしかして更年期なんじゃない?」
この本のことは知っていましたが、出版された頃は私もまだ若く、手に取るまでには至りませんでした。しかし43才の「プレ更年期」世代になった今、来るべき自分の更年期は一大関心事。数冊女性更年期の本を読み、自分なりに冷静に立ち向かえる心境になったところでした。が、最近一回り年上のパートナーの様子がどうにもこうにもおかしい。人並みはずれたバイタリティで仕事をこなし、いかに睡眠不足でも太陽のように明るかった人が、とにかく疲労困憊、不眠、無気力無感動無関心、判断力低下。人の話も上の空。夜の生活なんて考えるだけの体力もない。私を嫌いになったのか?しかしそもそも「嫌い」なんていう感情そのものもフリーズしてしまっているよう。これはひょっとして、男にもあるという更年期症状なんじゃないか?とあわてて読んでみたら、まさにそのものずばりではないですか。・・・一気にもやが晴れた気分です。
今では医学的にも、男性もある年齢が来れば女性と大差ない症状がみられると明らかになったそうだけど、まだまだ日本では一種の比喩として語られる範囲にとどまり、なんとなく「そんなのありえない」という雰囲気。でも、よくよく夫や彼を観察している同年代の女性なら、この本を読んでピンとくるはず。
はらさんは奥さんの存在にものすごく救われたし、はらさんがいたから奥さんも自分の更年期を軽く乗り越えることができた。男女お互いに不調の原因を理解し合っていれば、思いやりつつ人生のシフトチェンジができていくのではないでしょうか。私自身も今後の対応をいろいろ考える、よいヒントになりました。
はらたいらのジタバタ男の更年期
最初の部分は、クイズ ダービーの話で、更年期とは直接関係ないのですが、それもクイズ だービー世代としてはおもしろかったです。後半にある奥様が書かれている部分も夫婦の関係が表れていて興味深かかったです。