パリより愛をこめて [DVD]
パッケージのスキンヘッドヒゲ親父を観て誰だ?と正直思いました。
彼の正体はジョントラボルタ。彼が演じる型破りな新キャラクターのCIA諜報員ワックスです。
とにかくこの魅力的なキャラクターが 話をグイグイ引っ張って行ってくれます。
アクション映画としては 流れるような銃撃戦がなめらかに進んでいく。
監督がジョン・ウーを意識したという ダンスのような銃撃戦は観るだけで心が躍る。
また ただ撃ち合うだけでなく 移動しながらや 戦闘する場所を生かした演出が光ります。
やられた敵が派手にふっとんだりするのも 作品の爽快感とスピード感に一役かっています。
スパイスとしての爆発シーンも 大満足です。
アクション映画の王道要素のカーチェイスも ただ追いかけるだけでなく スタイリッシュな印象。
ここでも シュチュエーションを生かしたハラハラ感を感じさせる カーチェイスを楽しめます。
また 本作品は相棒とのやり取りが楽しめる バディムービーの一面もあります。
ジョナサンリースマイヤーズ演じる新米エージェントの はワックス捜査官に翻弄されっぱなしです。
だが 彼と行動を共にするにつれ 二人の息があってくる… 相棒映画の醍醐味です。
作品終盤の二人のやり取りには 涙腺も緩み 二人の関係がうらやましく感じます。
ストーリーはネタバレを避けますが ただの犯人追跡劇からひとひねり加えられています。
このおかげで 最後まで 目を離せず 興味を持続して鑑賞できます。
題名からもわかるとおり ユーモア要素も多いのも 他のアクション作品と 一味違います。
いろいろ長く書かせていただきましたが これが95分にまとめられています。
疾走感満点です。 ぜひ多くの人にみてもらいたい お薦めの作品です。
また特典としては メイキングと監督や役者のインタビューはかなりのボリュームがあり面白いです。
特に トラボルタとマイヤーズの素の掛け合いも 息が合っていて楽しいです。
お互いの劇中のキャラクターを説明しあうシーンでは お互いが映画の役柄についてかなり深く考え
役作りをしていることが分かり 観る側の人間として 心が引き締まりました。
私はトラボルタの「年重ねてアクションを減らすのが自然だろうに今作が一番ハードだったよ」という
インタビューのセリフが この作品の魅力をなかなかうまく表現しているのではないかと感じました。
ヘアスプレー オフィシャルガイド(DVD) (日経BPムック)
期待以上の内容とオマケ(キュートなシール)と付録(DVD)!!
最近購入したオフィシャルブックの中でもピカイチです。
これを見たら、また映画館へ行きたくなります。
(特に英語歌詞付きカラオケDVDはサイコー♪)
製作にまつわる様々なエピソードは勿論、俳優陣のこれまでや、
歴史的背景もわかりやすく掲載されています。
チャーミングで楽しい表紙は机に置いておくだけで元気になれます。
ただ…付録のポスター(ポートレート仕様)にザックとペニーだけで
トレーシーのがないのが不満(笑)。
映画見た後、やっとチビ・デブの私の時代が来た!!と喜んだんだけど
現実はキビシイですな(*^_^*)
パルプ・フィクション ― オリジナル・サウンドトラック
本編の中盤にてヴィンセントとミアがツイストコンテストで踊るシーンのBGMがどうしても忘れられず、このサウンドトラックの購入を決意。驚いたことに
収録されている曲の中には映画での俳優たちの会話シーンからBGMへ移っていくトラックがいくつかあり、まるで映画を観ているような感覚に浸れた。
もちろん、通常のサントラ同様に曲のみを収録したトラックもある。その逆にヴィンセントとジュールスの会話のみを収録したトラックもあり、非常に斬新
だった。付属の解説書には曲の解説や台詞・歌詞が詳細に記入されており、読みながら聴くとまた違う楽しみ方でパルプフィクションに迫れる豪華な
仕様。映画本編だけでなく、音楽でもさらに楽しませてくれる素晴らしい逸品である。
本作を既に眼で「観て」楽しんだ方、次は耳で「観て」楽しんでみては。
ヘアスプレー [DVD]
白人の太ったおねえちやんが黒人の側に立ち、差別する白人達に敢然と立ち向かい、白人達の意識を変革させつつ自らがスターダムに駆け上がるというストーリーです。ほのぼのとした笑いの中に痛烈な風刺をミックスした凄く真面目な内容です。ディバインも今までとは別人のように2役ともまともです。ピンクフラミンゴ、フィメールトラブルを期待する方には全くおすすめできません。少し路線はちがいますが、ストリートオブファイアやフラッシュダンスのような音楽&ダンスが混ざった映画は好きだけど普通すぎて物足らないと感じている方におすすめいたします。