ウォータームーン [VHS]
長渕剛さんのイケイケの30才頃の作品で有り、しかも原案が長渕剛さん自身というのも、非常に興味深い作品で、長渕さんのこんな時代もあったのか、笑える作品でも、有り、年老いた両親と一緒に、平成になってから、皆で観ても、笑える作品です。他の作品のシリアスさに一味も二味も違うけれど、内容説明は出来ないけど、終盤はなんじゃこれは(笑)と...さすが長渕剛さん
エッセンシャル・ベスト松坂慶子
代表曲 愛の水中花、蒲田行進曲はもちろん中島みゆきさん作詞・作曲の海と宝石、霧に走る、映画-『上海バンスキング』から2曲、隠れた名曲の桃井かおりさんと共演の映画-『自由の女神たち』の主題歌 『赤い靴はいてた淫らな娘』も収録されていて申し分ない選曲だと思います。これだけの曲を1枚のCDで聴けるのは嬉しいです。『赤い靴はいてた淫らな娘』は映画の中では桃井かおりさんとのデュエットだったので、デュエットバージョンもぜひとも聴いてみたいと思うのですが・・・・・
赤毛のアンへの旅―あこがれのプリンスエドワード島へ (NHK出版DVD+BOOK)
NHKで3か月間放送された英語学習番組を、一つにまとめたDVDと本のセットです。DVDは、本の表紙の裏に張り付けてある形態です。
文法解説の部分は無しで、現地ロケとネイティブ朗読の部分(日本語字幕のみで、英語字幕は無い)の構成です。
3分ちょっとの特典映像はあるのですが、特典映像というよりは、松坂慶子さんと娘さんのコーナーという感じでしょうか(笑)別に松坂さんのことは嫌いじゃないですが・・・この番組を見る人たちは、英語や赤毛のアンやプリンスエドワード島が好きだから見るのであって・・、う〜ん。
本の方は、写真は多いのですが、カラー写真は最初の10ページ程です。
もう少し、未公開映像があってもよかったのでは、と思います。美しい現地の風景や、地元の人へのインタビューなど。 それが一番残念です。
テレビですでに放映され済みのものがほとんどである、ということなどを考慮に入れると、もう少し値段が安い方が良心的かな、と思います。
武士の家計簿(初回限定生産2枚組) [DVD]
かつて「家族ゲーム」で、現代日本の中流家庭を鋭い視点から描いてみせた森田芳光監督。原作は、データベースのような学術書だそうです。そこから、その行間を読み、ハートウォーミングなストーリーをつむいでみせたアイデアと力量はさすがだと思います。
御算用者とは、いわば経理担当の事務職。そこには世間一般の考える武士道の凛々しさはないが、自分の仕事と能力に確固たるプライドを持つ主人公の姿は、不安な時代を生きる現代人にも通じるものがあります。
まず主人公の下級武士・猪山直之の“武器”が、刀ではなく算盤(そろばん)というのがいい。激動の時代・幕末を、会計能力で生き抜く彼は、現代のサラリーマンのよう。ただし、この主人公には、見栄や世間体を重んじる武家社会にあって、どんなにみっともないマネをしてでも、絶対に家族を守り抜くとの決意があった。幸いにも、一芸に秀でたことが、藩の時流と時代の流れに合致。結果的に直之の正直な生き方が、猪山家存続への扉を開く。地味で堅実、そして真摯な生き方が報われる物語は気持ちがいい。
ただし、物語は淡々と進み、盛り上がりに欠ける感はどうしてもしてしまいます。
印象的なエピソードが多いですが、直之が、息子の着袴の祝いに、高価な祝い鯛が買えず“絵鯛”で代用するエピソードや、御飯、魚、副菜2品、味噌汁の『一汁三菜』だったのが、一汁一菜にせざるを得ない中で、鱈の白子の酢醤油や身を昆布締めにして翌日に食べたりして、おいしく長く食べる工夫をするエピソード、等々。切実かつユーモラスな場面が、やはり秀逸。それから直之が妻のお駒にプレゼントした櫛のエピソードも忘れ難いですね。
こういう映画を見ると、いま世の中には、親子間でのけじめ、礼儀、継承がちゃんとなされているのかと、思い直してしまいます。
死の棘 [VHS]
俊雄の恋愛は事実であった。疑惑の中で耐え続けた妻ミホ。
「苦しめたくないのに苦しめてしまう」女を演じるのは松阪慶子、苦しめられる男を演じるのは岸本一徳。
勝手にわいてくる疑惑。愛と責め、男と女。太平洋戦争のまっただ中であった二人。特攻隊島尾中尉殿は出撃命令が下されなかった。ミホの感情の変化は激しい。言葉は棘として突き刺さる。問いつめる女。こたえる男。二人をみつつ育つ子ども二人。小康状態。年始の挨拶。様式化されている新年の儀式。ぼくはこのような様式を求めてきたのか。「お母さんの田舎に帰ろう」と男は子どもたちに語る。場所は奄美大島に移る。
大学病院を受診する、入院する。
帰ってくる妻ミホ、うけいれる俊雄、こども二人。
元愛人がきて、追いかけるミホ。近所のものたちが集まってくる。
子どもを奄美の名瀬にあずける、俊雄とミホは入院生活。持続精神療法がはじまる。
1時間55分の作品。原作者の島尾敏雄は69歳ですでに死去していた。