吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)
どっしりとした感じ。重厚だな〜というのが最初の感想でした。
作品は、書簡体で書かれており、序盤は1人の人物の日記で書かれているため、伯爵の様子は城の様子などが書かれていて、ゴシックの彩り濃厚。
中盤からは人物が増え、遠巻きに伯爵とその関係する物がかかれるため、物語に伯爵の不気味さを伝えております。
後半のドラキュラ伯爵を追跡する所も、なかなかの迫力!!
映画の印象が強かったんですけど、こうして原作を読むと、非常に深みのある、そして面白みのある作品だったんだなと思いました。
吸血鬼カーミラ 創元推理文庫 506-1
イギリス怪奇小説の黄金時代と呼ばれるヴィクトリアン時代に他を圧倒する存在感を見せていたレ・ファニュの作品集。表題作を含めて7編が収録されています。
現在では、ドラキュラと並びカーミラと言えば女性版の吸血鬼だと分かるくらいにメジャーな存在になっていますが、実はブラム・ストーカーの『ドラキュラ』よりも前に書かれた作品です。
手記などの形を取って一度フィルターにかけてから読者に語りかけてくる形式が多いですが、いずれも丁寧な描写を特徴としています。
悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印 公式ガイド コンプリートエディション (KONAMI OFFICIAL BOOKS)
本作は、ニンテンドーDS『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』の公式攻略本です。
タイトル名通りに、完璧な攻略を目指すのならば、購入されておいて損のない一品ですね。
このゲームも探索型。シリーズ恒例のことなのですが、マップ率100%を目指して
いきます(ほとんどのプレイヤー諸氏は)。
ゲーム中のマップは当然しっかり載っており(お約束の壊せる壁)、奪われた刻印の最大の売り
でもある、グリフシステムにおいてもしっかりと解説されています。
今回、プレイヤーを何度も苦しめてくるボスキャラクターの攻略も掲載されています。
値段は攻略本としてはまずまずといったところかと。
そのぶんの情報はちゃんと書かれていると思われます。
カウントダウンヴァンパイヤーズ
いわゆるバイオ系のゲームで、敵がゾンビのかわりに吸血鬼だ、といえば
分かりやすいかな。バイオと違う点も勿論多くて、
例を挙げると,ウィルスが原因で吸血鬼化した人間を救うことも出来て,
その結果がエンディングに影響する点など。
なにかのゲームの続編らしいが(「R?MJ」だったか)、私のように知らなくても楽しむことは可能。クリア後のおまけ要素もあり、割とやりこめる。
そのおまけ要素について一言。主人公がヴァンパイア化して人を襲いまくる
というミニゲームがあるのだが、女刑事さんがめっぽう強くてちっとも
勝てなかった。向こうは銃でこっちは素手だし、ちょっとあんまりだと思う
今日このごろ。
吸血鬼ノスフェラトゥ 新訳版 [DVD]
アイルランド出身のブラム'ストーカーが著した原作「ドラキュラ」は、それぞれの登場人物の記録、日記、手紙という形式で書かれています。ひとつの物語として世に出たのは、この映画が最初ではないかと思います。この映画のドラキュラのイメージが有名なクリストファー'リーのドラキュラ映画へとつながって行くように思います。白黒、無声の中で、演技、光と影、画面構成で恐怖を演出しています。ネズミの映像はモンタージュの効果を出しています。パイプオルガンの音楽と英語の字幕、日本語字幕は後付けですので、この映画があ新訳である由縁です。ドラキュラ映画はこの映画からスタートしたといってもよいでしょう。だまされたと思って買って見ても、500円ならお買い得です。