2100年、人口3分の1の日本 (メディアファクトリー新書)
歴史人口学という学問が、こんなに面白いものとは知らなかった。今までの歴史で、日本に起きた人口減少は必ず「文明の成熟化」 に伴う現象だったと言う。「人口という視点から未来の日本社会の姿を考察」 している。
タイトルどおり、日本が4000万人になった場合の、暮らしと経済・都市と地方・人間関係を推論している。「人間関係」 が最も面白かった。例えば高度成長期に世帯の規模の減少が起きた。その原因の一つである核家族化が、現在は夫婦二人世帯・親子二人世帯の増加を起こし、将来は一人暮らし老人の著明な増加(2030年には700万人)を引き起こすと言う。また個人主義的な価値観が強くなる結果、結婚は純粋に恋愛を楽しむものになる。子作りを目的としないため、結婚適齢期という概念もなくなる。
最後の章では、世界に先駆け日本は文明の成熟化による人口減少期を迎えたのだから、社会的イノベーションを率先すべきとしている。しかし「日本は自前の頭で考える自信や度胸を失っているように見える」 と言う。確かにそうだと思う。
大変読み易く各章にまとめもあり、興味深い本だった。
日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率 (講談社プラスアルファ新書)
1ページ、1ページ開くたびに知らない事実、ロジックがあった。本書はまさに、日本の農政はすべて農水省と「疑似農家」のために存在し、本来の農政の主役たるべき生産額の6割を占める優良農家と消費者を全く置き去りにしていることを明瞭に示している。
まずは、自給率。算出方法について、「半分近い廃棄分が含まれる反面、流通に乗らない自家消費、外国産飼料の家畜は国産にならない」「日本だけカロリーベース、外国はどこも生産額、生産額ベースなら自給率は66%」という指摘から始まる。そこからこれでもかと農政の虚妄を暴きまくる。「食料安全保障」を錦の御旗に、農水省は自給率5%増を政策目標に掲げるが、国民にもたらされる効果は何もない。自給率向上のために、飼料米への補助金1500億円が計上されたが、飢餓に苦しむバングラディシュ人が「家畜の餌に巨万の富を使うのは罰当たり」。かくしていつまでたっても、経営努力をしないゾンビ農家が生き残り、無駄な作物は積み上がり、国民は重税に加え、高額な食物を頂く。自給率名目の補助金、高関税をやめ、市場原理に任せれば全てが良い方に逆回転する。
農水省自体もひどい。輸入を独占している天下り法人(書類を右から左に流すだけで、理事長の年収2000万)がいるせいで、需給がかみ合わずバター不足が起こる。
各項とも、メディアで特集して、検証する価値がある。昨年、著者はサンプロの特集で本書のアウトラインを述べていたが、20年来正しいものとされてきた食料自給率の嘘を突き崩す決定的な一打になる重要な一冊に、本書はなるのではないか。本書の内容が流布すれば農水省や農協は、もはや有効な反論抜きに農業政策を維持することは難しいと考える。注目の書籍であり、内容は知って欲しいことだらけだ。「農水省がなければ日本農業は成長する」と本書を読んで確信した。
まほろまてぃっく らいぶ!&Music Clips [DVD]
このDVDを買った目的として内容を見たいというのもありましたが、
やはり撮影技術習得のために買いました。前回のらいぶの撮影よりも
撮影技術が向上していました。ドリー撮影なんかもしていたようです。
あと、これを見て思ったのですが、音が悪くありませんか?
やけに低音がききすぎて高音がほとんどないし、ワンポイントステレオマイクで録音したかのようにこもっていました。
トイ・ストーリー トーキングアクションフィギュア ウッディ2011『唐沢さん』ヴァージョン
トイ・ストーリーの主役、ウッディを精巧に再現した人形。
声は勿論、劇中でウッディを演じた唐沢氏によるもの。20種類以上の声を内蔵しており、1と2の台詞を収録している。
紐を引くと劇中と同じ調子を見せてくれるので、ファンならば必携のアイテム。
ただ、バズのデビューでも触れたが、こんな台詞入れなくてもいいんじゃないの?もうちょっと台詞絞れなかったの?と感じるところもあった。
個人的に劇中のウッディの声に絞った方が、本物のウッディを手に入れた!という実感が持てて良かった気もする。
まぁ、ファンアイテムとして見れば、こっちの方が全然良いだろうけど。
完成度が高いので当然だが、劇中と同様、足がブラブラしてる。なので立たせる事はできない。
また、飾ろうとするならドールスタンドか何かを用意する必要がある。
あと、帽子の頭頂部に小さい穴が二つある。まぁ固定する為だから仕方はないが・・・どうにかならなかったのだろうか?
シンプルな分、バズよりも完成度が高いので、ファンならば買って損はないだろう。オススメである。
プリンス・エドワード島 PhotoPrink Ver.1 写真家 吉村和敏
プリンスエドワード島の季節の移り変わりが感じられるフォトプリントが、8枚入っています。色と光の輝きが感じられどの作品もすばらしいです。
お部屋に季節や気分で写真を変えて飾っています。額に入れると一層引き立ちます。