ショパン・コンクール・ライヴ
1965年の第7回ショパン国際ピアノコンクールの貴重なライブ録音です。この録音を聴いて、アルゲリッチが優勝したわけだ、と納得しました。流麗なピアノ協奏曲第一番、魂のスケルツォ。凄いです。とりわけ、ピアノ協奏曲はその後の録音よりも良いと思います。
古いアナログ録音なので、多少かすれたような音がしますが雑音は少ないです。
ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番
2曲(と表現するのは相応しくないかな)でこの値段は、この手のCDでは高いなという印象で購入。聞き終えて…これはコンサートホールで聞きたくなる名曲の名演だとわかった。クラシックのアルバムは結局自分の気に入った曲以外は飛ばして聞いてるわけで、それに対してこのアルバムは、最後まで鳥肌がたちまくりの濃密な2曲。買う価値あり!
ワルシャワの七年 (新潮選書)
本書は、冷戦時代の1970年代に、ワルシャワ大学日本語科でポーランド人学生たちに日本語を教えた著者の回想である。冷戦時代の1970年代、日本が高度成長を続けて居た時代に、「共産主義」国家ポーランドに七年間住み、そこから日本とポーランドを見つめて居た著者の視点は、貴重な物であり、今、2005年の日本で読み返しても、面白い物である。著者は、この本の中で、ポーランド人が、いかに日本を愛して居るかを、強調して居る。著者に拠れば、その背景の一つには、ポーランド人の間には、日露戦争(1904~1905)で日本がロシアを打ち負かした事が、ロシア統治下のポーランドで、ポーランド語の教育が復活する切っ掛けを生んだと信じられて居る事が、有ると言ふ。即ち、日露戦争によって、ロシア国内の治安が流動化した結果、当時のロシア政府は、ロシアの統治下に在ったポーランドで、暴動などが起きる事を警戒して、ポーランド人の反ロシア感情を懐柔する目的で、永い間禁じられて居たポーランド語の教育を許可する様に成ったと、言ふのである。これが、真実かどうかは分からないが、ポーランド人の多くがそう信じて居たと言ふ著者の話は、興味深い物である。日露戦争終結100年の今年(2005年)、この本を読み直して、「森を隔ててお隣同士」である日本とポーランドの関係に思ひを馳せる事は、一興と思はれる。
(西岡昌紀・内科医)
「創聖のアクエリオン」オリジナルサウンドトラック
すでに発売された主題歌からもわかるように、このアニメは音楽に非常に力をいれています。バラード調の曲からロック系まで手広くカバーされたBGMは一つ一つ丁寧に作られた逸品ばかりです。アニメに興味の無い人も是非手にとってください