イン・パラディズム
実は全然期待してなかったのですが・・・
予想以上の出来上がりの楽曲にビックリ!
曲はイメージ通りのストラトとのまんまですが、
神盤とまではいかないまでも、非常に高水準のアルバムであることは間違いありません
マトスのヴォーカルに関しては厳しい意見も多いみたいですが・・・
たしかに線は細いかもしれないし、もう半音下げてもいいかもと思う箇所もありますが、
キスクのようなヴォーカルはそうそういるレベルではないので、
期待する方が無理があると思うのですがいかがでしょうか
ちなみにアングラ時代の「ヒャー」と裏返る変な声?がほとんどないので、
自分は非常に聞きやすかった印象あり
これならHのデリス、Sのコティやアンのファラスキよりは、
はっきり言ってマトスの方が良いですね!
インフィニット
ストラト流ポップ・メタル#1“Hunting High And Low”で幕を開ける本作は、これまでの作品と比べ、ポジティブな空気が高まっている気がするが、依然として美しいメロディが随所で耳を捉える美旋律メタル。ストラト印の通算8作目。
これまでも“Visions”や“Destiny”といった長尺の曲はあったが、今後の作品で顕著になってくるヘヴィな大作主義がこのアルバムで固まってきている。
メランコリックな#3“Mother Gaia”や、映画「スパイ ゾルゲ」のテーマ曲として使われた#8“Infinity”などがそれに当たると言えようか。
この新機軸を理解できるか否かで、今作以降の彼らへの評価も変わってくるだろう。
個人的には嫌いではないが、やや雰囲気倒れで冗長な感は否めないような気がする(^^;
とはいいつつも、悶絶疾走曲#4“Phoenix”をはじめ、イェンス作曲の#5“Glory Of The World”、未来の自由に向かって飛翔する#7“Freedom”などのスピード・メタル曲は彼らならではの旨味に満ちており、アルバム全体のバランスをとることに成功している。
まあなにはともあれ、ヨルグ師匠のドラミングとイェンスの鍵盤捌きが聴けるだけで8割方は満足ッス(^O^)