ぼくのくれよん (講談社の創作絵本)
とても大きな「ぞうのくれよん」。ぞうが鼻を振り回して描く絵はとっても大きくて……。
「にゅー」「びゅーびゅー」とダイナミックに絵を描くぞうさんの楽しい本! 長さんらしくらいおんが出てきて、怒られてしまうのだけれど、ぞうさんのもっと書きたい!という気持ちはなくならないのだ。
お絵描きの楽しさを、大人にも思い出させてくれるところがスゴイ! でも、子どもはますますはりきり、紙からはみ出すほど大きく描きたがるので、そこは覚悟しておいた方がよそさう。
おしゃべりなたまごやき (日本傑作絵本シリーズ)
おちゃめな王様がやらかす失敗がなんともいえず楽しいお話です。
長新太さんのとぼけた絵がぴったり。文章のリズムもいい。
そして、なんといっても最後のオチがいい!!
子供のころに一番好きで何度も読んでもらった絵本です。実家にはクレヨンでいたずら書きされたこの本が未だに大事にとってあります。
王様の食事(チューインガムなんかが朝ご飯にでてくるんですよ)が、非常にうらやましく思った覚えがあります。
おはなしめいろせかいのたび さんびきのこぶた
本嫌いの小学3年の子のために買いました。すごく喜んで読んでいました。また、普通の迷路は間違えると損した気分になりますが、これは間違えるほど楽しい本です。大人が読んでも笑えます。
へんてこかるた
へんてこかるたの名前どおり、「わにがわになって踊る」(本当にわにが輪になって踊っている)とか、「月がさかだち」とか、へんてこな言葉と絵が面白いです。
単純な線を使った絵が子供の目には親しみやすいようで、5歳の甥も一緒にかるた遊びができました。
かるた以外にも4通りの遊び方があって、きちんと知育用に出来ているので、飽きないで何度もあそべます。
かるたも普通のものより大きめで、ふちも鋭くなく、角も丸いので小さい子供にも安心です。
キャベツくん (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)
腹ペコの「ブタヤマさん」が「キャベツくん」を食べようとしたら、空には鼻がキャベツになったブタヤマさんが……。
キャベツ一個でここまで想像できてしまう長さんは、天才以外の何者でもない。「おだんごみたいなキャベツのヘビ」「キャベツのゴリラ」「キャベツのかおをしたライオン」(へんてこライオンのいとこ?)……。笑いっぱなしです。きっと、悲しいことがあってもね。
そして、スーパー巨大な「キャベツのクジラ」を見て、あれを食べたいなあ、と思っているブタヤマさんを、キャベツ君が「かわいそうに」思うところが、とても好きです。
新芽や、食べごろになったキャベツの葉を思わせる色で統一されたページからは、キャベツのにおい(?)がしてきそう。キャベツ嫌いな子にプレゼントしてもいいかも。