ハイ・ファイ・セットスーパー・ベスト
久々にFMから流れたHFSの「海を見ていた午後」に、懐かしさのあまり衝動買いしてしまった。昔から歌詞が明瞭に聞き取れる滑舌の良さとその透明感のある高音部で山本潤子のファンであった。名曲ぞろいのアルバムだが、前半から続くユーミンの作品群が秀逸なだけに後半が少し物足りないような気もする。私的には地方の国立大2期校(古い!)を受験する為、早朝雨に煙る駅までの道中「雨のステイション」を口ずさみながら急いだ記憶がある。解散後の事件で再結成は無理だろうが、可能なら熟成したHFSをもう一度聴いて見たい。
歌姫~BEST女性ヴォーカリスト~
徳永英明が火を付けたと言われているカヴァー・ブーム。ここ数年、徳永の他にも岩崎宏美、布施明、杏里、高橋真梨子、中森明菜など実力派シンガー達が頻繁にカヴァー・アルバムを発表しているが、この「歌姫〜BEST女性ヴォーカリスト」には、そこで取り上げられる確率が高い名曲のオリジナル(モトウタ)がほとんど入っている。“総集編”というキャッチコピーの通り、1曲も無駄がないのが凄い。
GOLDEN☆BEST 山本潤子(赤い鳥/ハイ・ファイ・セット)
赤い鳥時代からハイ・ファイ・セット時代を経て、今の山本潤子に辿るアルバムです。
20代の声と現在50代の彼女の声では、声帯の変化は当然あるのですが、唄の表現はまさに圧倒的です。
赤い鳥時代は、「翼をください」という大ヒット曲、ハイ・ファイ・セットでは「フィーリング」のヒット曲を持つアーティストですが、ソロ活動ではまだヒット作がありません。彼女の名前を知らない方もいらっしゃると思います。
知らない方に是非聞いていただきたいです。
注目は「緑の季節」。伊勢正三さんとのデュエット曲ですが、シングル盤が廃盤になっています。
買いそびれた方、聴けるのはこのCDだけです。
このアルバムは、新居潤子から山本潤子の歴史が凝縮されています。
本物のアーティストの唄声です。