伊藤潤二の猫日記 よん&むー (ワイドKC)
ある日、「犬派」のホラー漫画家の新居に、「猫派」の奥さんが猫を2匹連れて来た。
そして猫達は犬派の漫画家を・・・ギャ〜ッ!!
なにこれ!?スンゲー面白いんですけど!!??
こんなに声出して笑った漫画は久々です。
伊藤潤二のあのオドロオドロしい画(奥さんなんか白目です)と、
淡々と描かれる猫2匹とのやり取りとの温度差がたまらないですね〜。
何気にこの漫画、新ジャンル!?
「犬派」だった漫画家が、だんだんと「猫派」になっていく様は、
猫好きの人ならグッ!とくる程わかるのではないでしょうか?
「猫日記」とありますが、猫の日常を描きながらも、実は、
猫を含む家族の姿をも浮かび上がらせている【家族漫画】になっていると思うし、
過去に猫を飼っていた方には、あの猫の暖かさや優しさを思い出させてくれる、
笑った後にほのぼのとした気持ちになれる作品です。