傷だらけの天使 DVD-BOX I
…もう戻らない、あの高揚と挫折の繰り返しの日々。熱狂の60年代から、取り残され、唯途方に暮れ彷徨う時代の空気の凝縮されたドラマ。回毎の配役が、えっ?こんなに贅沢でいいの?と思う程、素晴らしい。萩原健一と水谷豊は勿論の事。 内容の密度が2時間の映画を一本観たような錯覚を齎す。こんな稀有なTVドラマは他に無い。あの時代感を肌で知る人も全く知らない人にも是非体感して欲しい世界がここにある。 by レイ
俺たちのメロディー(4)
蘇る金狼のテーマ / 前野曜子 が聞けただけで買いです。
今、こんなに心に響く歌は無いと思う。あの時代にもう一度帰りたい、いや、
今のつまらない時代にカツを入れる、ぴったりの音楽だとおもう。
ローズマリー・バトラーの汚れた英雄 も最高。私だけの十字架 には脱帽です。
シリーズ最高です。今ジムでトレ中に聞いてます。ガンガンできます
愛しているにもほどがある (二見シャレード文庫 な 2-9)
一作目も人間臭かったけど、今回もあちこちに散らばってます。
が、今作では班目の「天才外科医」部分がクローズアップされていて、
非情で無節操だった過去が今の自分と、愛してやまない坂下を翻弄する。
かつて公私共にパートナーだった男・北原。
この人、すんごいインパクトありますね。奈良さんの描く北原がこれまた恐ろしく美形だし。
自分自身、将来を嘱望されている外科医である北原がまるで狂気としか思えないほど執着する・・・。
班目がいかに素晴らしい腕を持った外科医だったかがうかがえる。
凄まじい執着心。そこに愛情なんて微塵も感じないけれど。
北原の登場に激しく動揺する坂下。
優秀な外科医で、班目の技術を存分に引き出せる助手で、体も繋いでいた北原。
坂下が敵わないと思ってしまうのも無理は無い。
でも、班目は坂下しか眼中にない。深く深く坂下という人間を愛してる。
坂下を守るためなら自らを傷つけることもいとわないほどに。。
この作家さんは人間のグチャグチャどろどろした部分を書かせたら一級品だと思う。
愛も憎悪も悲哀も情も一緒くたになってて深い。思考が持っていかれる。
3作目はまだ未読だけど楽しみです。
傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを (講談社文庫)
木暮修が帰ってきた・・・
名ドラマ「傷だらけの天使」の最終回から30年以上すぎて書かれた本「傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを」とうとう読んだ。
もちろんドラマはリアルタイムで見てなくて20歳すぎてから見たんやけどショーケンのかっこよさにしびれまくりました。
最終回で水谷豊演じる弟分アキラが死んでから世界を放浪してた修はいまや50代なかば、日本でホームレスをしていた・・・というところから話は始まります。
とにかくセリフの一言一言が(当たり前だけど)木暮修なのでドラマの続編を見てるみたいな感じになってそれだけで十分面白いです。
俺の好きなセリフ「おだてんなよ」も何回も出てきます。
なんとかぜひ、今のショーケンで映像化してほしい!
あのかっこ悪くてかっこいいショーケンをもう1回見たい!!!