ラブラック (マーガレットコミックス)
大好きな大和と大嫌いな弾が交通事故で入れ替わるお話。
男同士の入れ替わりって案外珍しいです。
今までの朝比奈さんとは違う展開でした。
良い意味で予想を裏切ってくれました。
主人公は入れ替わってるのを知らない、と思いこんだ大和の空回りっぷりが切ないです。
大和と主人公は両想いだったのに、事故のせいですれ違いまくり・・・。
ストレンジオレンジ 3 (マーガレットコミックス)
この漫画は何の漫画なのか。 そう問われると返答しにくいものがある。
双子のような主人公と幼馴染の、ほのぼのした話?
入学早々芽生えた主人公の恋心を描いた恋愛の話?
急にスカウトされて、歌で将来を切り開こうとする、バンドの話?
そのどれも、当てはまるようで当てはまらない。
上記の事柄を淡く含んだ、「とある人間のとある日常」を描いているように思う。
急な展開もいくつか見られるが、それに関しては、
主人公もびっくりしたりテンパったりしているので、感情移入はしやすく、好印象すら覚える。
朝比奈さんの描く漫画はいつもどこかさらっとしていて、
それでいて人が悩んだり迷ったり喜んだりする際の微妙な空気が上手く表現されており、
見事に引き込まれて感動してしまう。
人間くささを感じる漫画とでもいうのだろうか。
今回もそれに当てはまるように思う。
残念なのは、この3巻で終わりということ。
最終話でまったく触れられないまま終わってしまったキャラクターがいる。
打ち切りかどうかはわからないが、このため星は3つ。
どこかで続きを書いてほしい作品だ。
しかしそれでも、
さらっとした、いい意味で地味な漫画を読みたい方にはおすすめの作品である。
ストレンジオレンジ 2 (マーガレットコミックス)
好きな人じゃない男と一緒に住んでキスもする・・・っていう異端?なストーリーです。
個人的には好きじゃないけど、周りの友達とかに人気ですねー。
「私にとって都丸は“絶対”で、あの時のキスが何の意味もないって言われたらそう思いこむのなんて簡単」(要約)
このモノローグ、朝比奈さんらしいなーと思いました。
都丸のことも好きだけど、横山くんのことは違う意味で好き、みたいな。そんなお話。