がんのひみつ
これまで何冊ものがん関係の医学書を翻訳していますが、重要なことをこれほどコンパクトにまとめられるとは想像もしてみませんでした。
ことに本書は、翻訳書にはない「死なないつもりの日本人」の心理的な特徴をつかんだ語りが素晴らしい。
“日本のがん医療では手術ばかり行われ、放射線治療が少ない、がんの症状緩和がまったく足りない、麻薬の使用量が極端に少ない"といった問題点の根幹に、“日本人の不死感がある”という指摘は当たっています。
「がんの話など聞きたくもない」というムードがあるのは、死なないつもりだから、という点もおおいに同感です。
特に予防、検診、治療法を自分で選ぶ、緩和治療、が重要な点です。
日本では、鎮痛剤がとても悪者扱いです。私もがまんしてしまうほうでしたが、書物を読むだけでなく自分の体験ですっかり考えが変わりました。
がんの治療で「痛み」や「苦しみ」を軽減するほうが延命できるのは事実です。痛みや苦しみはそれだけでも命を縮めるのですから。
私は「ラッキーに長生きしたら、遅かれ早かれ、誰でもなんらかのがんに罹ると考えたほうがよい」と思っています。
「死なないつもり」でいる方は、きっと長生きしたいのでしょうから、かえってちゃんと心の準備しておいたほうが良いと思います。
というわけで、おおいにおすすめの本です。
テレビアニメ スーパーヒストリー 26「ベムベムハンターこてんぐテン丸」~「小さな恋のものがたり チ
放送当時、ルパン三世 PART3、Gu-Guガンモ両作品とも他メーカ版権だったので
自社アーティストによるコロムビアカヴァーver制作して収録してました。
微妙にアレンジ等も違うので聞き比べるとおもしろいかも
ここに収録されてる作品は近々まで入手しにくかった物多かったです。
ラブ・アペタイザー [DVD]
愛したり、愛されたり、いろいろあるけど、
様々な愛を優しく見守る哲学教授が良かった。
「単純な喜びをみつけろ、小さな幸せを」
モーガン・フリーマンがすごくいい感じなの!
ステキな大人のセリフをサラッと言うから、
じんわりしながら愛のドラマを楽しみました。
グレッグ・キニアも、こういうトホホな役が
ぴったり! 前半の勘違いぶりが面白かった。
若い恋人たちの運命は切なかったな・・。最後、
クロエが「イエス」という場面にもらい泣き・・。
モーガン・フリーマンのお人柄で、余計に
じんわりできる、心が温かくなる映画だった。
ザ・スナイパー [DVD]
原題は、「The Contract(契約)」です。
物語の中心は、ある要人を狙う暗殺者モーガン・フリーマンがちょっとしたミスを犯し、元警官の一般人ジョン・キューザックに捕われ、連行しようとするジョン・キューザックとモーガン・フリーマンを奪還しようとする暗殺犯グループの攻防です。
言われて見れば、モーガン・フリーマンが暗殺者(スナイパー)なので、邦題はかすっているのですが、この邦題からだと、マーク・ウォールバーグやウェズリー・スナイプス的な展開を想像してしまいます。
邦題を除けば、テレビ映画的にコンパクトにまとまっていて、楽しめます。
みんなのテレビ・ジェネレーション アニメ歌年鑑1984
やはりこのシリーズの目玉はこの1枚でしょう。
初CD化作品はふたり鷹のEDだけですが
同作品のOPやレンズマンのOPEDなどは20年前に
発売されたオムニバスアルバムに収録されたきりだったので
今回の収録は非常に嬉しく思います。
ただ、このシリーズをトータルで見てみると前述の「ふたり鷹」
「レンズマン」や「1000年女王」「ひばり君」「パタリロ」
「GUGUガンモ」「おぼっちゃま君」「忍者戦士飛影」など
企画三社のうちレア音源を提供しているのはポニーキャニオンだけで
コロムビアとビクターの2社は主題歌のあゆみシリーズや
アニメサウンドミュージアムといったオムニバスアルバムで何度も
発売している曲ばかりで入手困難な音源を一切提供していない点が
残念でなりません。
コロムビアならオバQの後期主題歌やオズの魔法使い
ビクターなら聖書三部作やGOレスラー軍団、らんぼうなどを収録
してくれても良かったのではないでしょうか。
少々意地の悪い言い方かも知れませんが
コレクターの立場から見ますと、この内容であれば
ポニーキャニオンが単独で企画して発売してくれたほうが
他のオムニバスアルバムとの重複曲も少なく
CDの枚数もかさばらなくて良かったと思います。