ボロディン:歌劇「イーゴリ公」映画版 [DVD]
歌劇『イーゴリ公』の物語に一貫性を持たせ、曲を並べ替え再構成したもので、俳優が演技し、歌手が吹き替えをしています。
古い映画なので、画質・音質(モノラル)共に良いとは言えませんが、歌劇『イーゴリ公』の入門には手頃です。また、物語の最後に史実にはないイーゴリの再出陣があったり、そこに持ってきたプロローグ最後の合唱の編曲など、ゲルギエフ指揮のマリインスキイ新版に通じるものがあります(キーロフ・マリインスキイ劇場の伝統的な『イーゴリ公』の解釈なのかも知れません)。
「ポーロヴェツ人(だったん人)の踊り」の振り付けはフォーキン版。
歌手と役者を分けたことにより、イーゴリの息子ヴラヂーミルとコンチャク汗の娘とのロマンスが若々しく魅力的に見えます。
ボロディン:歌劇《イーゴリ公》 マリインスキー劇場版 [DVD]
「だったん人の踊り」で有名な歌劇『イーゴリ公』の全幕ライヴ映像です。
ゲルギエフ指揮、マリインスキー歌劇場の演奏とバレエで1997年8月に上演されました。
同じくゲルギエフの全曲盤CDとくらべると、 「だったん人の娘たちの踊り」、「だったん人の踊り」の一部をはじめ、 いくつかの場面が短縮、または省略された簡略版ではありますが、 CDの歌詞やト書きからはわからない演技や演出が楽しめます。
マリインスキー劇場の『イーゴリ公』はリムスキー-コルサコフが補遺した初演版ではなく、ファリエクの校訂によって構成と演出を変えた版が使われています。
初演版ではイーゴリ公の帰還をプチーヴリの人々が 歓迎して大団円となりますが、 この新版では、イーゴリの再度の出陣を暗示して終わります。
2008年のマリインスキー歌劇来日公演を先取してお楽しみください!
フィボナッチトレーディング (ウィザードブックシリーズ)
この著者は、「フィボナッチブレイクアウト売買法」(邦題)の著者である Robert C. Miner から手法を学び、それを先物の短期トレード向けにアレンジしてトレードをしているようですので、内容的には「フィボナッチブレイクアウト売買法」とかなり重複しています。
しかしながら、本書では「なぜそのようにするのか」という解説があまり多くなく、著者の手法を簡潔に説明した後は、そのケーススタディとなる具体的なチャートをいくつも示すというパターンで進んでいくので、内容はさほど濃くないと言わざるを得ません。
そういった意味で、個人的には、トレードプロセスが体系的に解説されている点において、「フィボナッチブレイクアウト売買法」の方をお勧めします。その上で、「フィボナッチブレイクアウト売買法」を一通り学んだ後で、そこで身につけた知識を実際のトレードや短期トレードに活用するためのヒントを探す際に本書を読むとよいかもしれません。本書で紹介されている手法の方が、「フィボナッチブレイクアウト売買法」の手法よりも、(類似点は多々ありますが)具体的かつ実戦的だと思いました。
ベスト・クラシック100
CD6枚組みなので、1曲1曲のボリュームも安心です。
EMIレーベルということで、クオリティも相当高いと思います。
特にクラシック初心者にはもってこいですね。
有名な曲のオンパレードですので、このCDだけでもかなり楽しめますし、
このCDを手始めにクラシックの世界をさらに広げていくことも可能です。
また、CDごとにテーマ(元気がでる、リラックスなど)が設定されてますので、
気軽にBGMとしてもいかがでしょうか。プレゼントにもお勧めです。
最後に、CD6枚組みにもかかわらず、CD2枚組み程度のコンパクトな
パッケージも嬉しいところです。
A.ボロディン:歌劇「イーゴリ公」映画版 [DVD]
かつてシアターテレビジョンでも放送されていましたが、
何度見返してもすばらしい壮大な出来栄えです。
「韃靼人の踊り」は、実は歌詞がものすごく泣けます。
単品でも、合唱なしではもはや聴けません。
馬を走らせ、弓矢を飛ばして火を放つのも野外ロケならでは。
箱物の劇場では絶対に真似ができません。
これほどの演出を日本の劇場で再現するとすれば、
青森県の「つがる地球村円形劇場」ぐらいのものでしょう。
(どうせなら日食のある日時に上演してもらいたいですよね。)
あ。汗(ハン)の娘、思いっきり肉食系ですよ(笑)