大場栄と峯子の戦火のラブレター
映画「太平洋の奇跡」が今、大変話題作となっています。この「戦火のラブレター」は、映画の主人公である実在の人物、大場栄とその妻との間に戦火の中交わされた手紙です。玉砕の島サイパンで「敵ながら天晴れ」とアメリカ軍に言われた大場大尉。その勇敢な戦いぶりは映画で表現されていますが、大場栄の心の内に秘めた妻への思い、息子への思いは、この「戦火のラブレター」を読まなければ知ることができません。熱烈な恋愛で結ばれた二人の情熱的な愛の手紙のやりとりは、恋人同士のような愛しさと切なさに満ち、時には親としての子を育てる責任感と子への愛情が綴られ、読む者の心を打ちます。「戦火のラブレター」を読むことで、暗い歴史の戦争であっても、夫婦や親子の愛情は深く果てることのないものだと改めて感じ入りました。
600通のラブレター
今「感動」という一言ではいいつくせない程の想い(祈り)を感じる。人を愛することの厳しさ、そして尊さを教えてくれる。これから自分も自分の家族を精一杯愛したいと思う。この本と出合えてよかった。