萌えの死角 2 (ニチブンコミックス)
今センセイの作品は「僕のやさしいお兄さん」しか買った事がない読者です。
しかも「萌えの死角」はこの2が初読みです。
そしてBL…いや、やおい?…少年愛?…もののオールドファンです。
がぜん面白かったです。
しかし同人誌でしか読めなかったような、こんな作品が書店で山積みになって売っているなんて…
なんて良い時代になったんだろう…。
(むかし、ふくやまけいこさんの「福袋」を宝物のように何度も何度も読み返した事を思い出します。当時は希少な、萌え語りをした一般書籍…)
人間の嗜好も思考も多様である。
アレもコレもソレもアリ!(ひとに迷惑をかけない範囲であれば)
そんな自由さを感じて喜んだ次第です。
ちょっと傾向が違うのですが、よしながふみさんの対談集「あのひととここだけのおしゃべり」を読んだ時の嬉しさと通ずるかも。
それから、今センセイのお友達やマン研時代の先輩達に多数存在する「歴女」なるもの。
最近テレビ等でもこのキーワードを聞いて、「そんな人がいるのか」ぐらいに思っていたのですが。
この「萌え」というフィルタを一枚加えてみたらば、「歴女」の意味がよく分かりました。
私もこういう事考える!
高校時代の古文と日本史の先生は萌え語り仲間だったに違いない!
とか色々思い起こされる事がありました。
そして最後に思い起こしたのは「塩野七海」
彼女のエッセイを読むにつけ萌え魂を感じていたのですが、こういうことか!と膝をうったのであります。
塩野七海は「歴女」の最高峰に輝くひとりではないかと思いました。
最後に。
オビに印刷された一コマ。
「枯葉の寝床」についてボヤく今センセイに腹の中で爆笑しながらレジに並びました。
今更この話で盛り上がれると思わなかった〜!嬉しいやらおかしいやら。
腐女子歴数十年という方には猛烈にお勧めします。
ツボだらけの本じゃないでしょうか。
もう、資格だけでは食べていけない
士業の現状分析に始まり、意表を突く資格の専門業務以外のコンテンツでの売り上げアップの方法、的をしぼった営業の仕方、具体的なコンテンツの作り方、事務所を拡大する場合のスタッフの雇い方まで、相変わらず横須賀てるひさ氏の実践から得たアイデアや、微に入り細にわたる知識の豊富さには恐れ入る。
資格で開業を夢見る人にはショッキングな書名だが、本文を読めばむしろ逆で、今までの単なる開業、営業の仕方から、本書にあるような資格起業家と自分自身が自覚して、自分の頭でアイデアを生み出し、それを改良しながら継続して士業の事務所を経営していく。無論簡単な事ではないが、これが出来ればまだ資格でも食べていけるという事を力説しているのだ。
行政書士や社会保険労務士など、資格取得者が多い資格での開業ではなおさらであろう。開業する前にライフプラン表でも作った方が良いかも知れない。
ところで本書には購入者特典として本書に収録しきれなかった情報を無料でダウンロードできるおまけ?がついている。こういう売り方にはいい加減飽きたし、あまり良いとも思わないが、本書の無料ダウンロード情報には、誰もが疑問に感じる基本的な事について、横須賀てるひさ氏が独自の切り口で答えていて、無料特典の出来もなかなか良かった。
クイーンズブレイド 千変の刺客 メローナ (対戦型ビジュアルブックロストワールド)
君の後ろにいる、しゃがむのイラストが可愛い過ぎです?
他のイラストもセクシーなものからキュートなものまで流石、千変の刺客といった感じです。
四角の迷宮 ―スーパーヴィジュアルパズル (カッパ・ブックス)
まず、眺めていて愉しい。カラフルだし、機能美というようなものが設問から漂ってくる。その上で、パズルとして愉しいのだから嬉しいことこの上ない。なお、パズルとしては相当に手応えのあるものも少なからずあるので、なめてかからないこと。発想の転換が求められるもの、じっくり考えるものなど、人によって収録された問題について得手不得手はあるだろうが、それぞれに愉しめる一冊といえよう(ちなみに私は熟慮熟考が苦手です)。また、解答のそれぞれに付けられた蘊蓄も愉しいです。これは原書に対する付加価値なのかな?