江 姫たちの戦国(2) (KCデラックス)
初が京極高次に一目惚れした時から江が秀勝(朝鮮に出陣)の子を懐妊していることが判った時までが描かれている。
ストーリーは比較的単純だが、不自然さが無く、絵もそこそこ綺麗に描かれている。 子供に見せても安心である。
但し、人物描写や人間関係をもっと丁寧に描いて欲しかった。 特に茶々と秀吉が何故結ばれたか、あれほど嫌っていた秀吉を茶々はどのようにして受け入れるようになったかという一番肝心な所を詳しく丁寧に、多くの人が納得するように描いて欲しかった。
秀吉との最初の子が3歳で死に、悲しみに暮れる茶々が夜中に自殺未遂事件を起こす。 それを止めた際の初の言動は立派である。
江は移動の際にTVに出てくるような輿を使わず駕篭を使っている。
江は初のことを「姉君」と呼んでいる。 (TVでは「姉様」になっている。) 茶々は江と初からTVと同様に「姉上」と呼ばれている。
初と高次の結婚は回りくどくなく、茶々の計らいですんなり決まっている。 第1巻より初の「お菓子」は全く出てこない。
原作者はTVと同じだが、TVとは一味も二味も違う作品である。
巻末の「書きおろしショートストーリー」には信長と浅井長政と市様が出てくる。
第3巻の発行が楽しみである。
江(ごう) 姫たちの戦国 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
現在のNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」ですが
一応わたしは初回からみておりまして、
大河ドラマは初めてきっちりみてるので
他の大河ドラマと比較できませんが
そんな初心者的にもおすすめかも。
そもそも最初は買うつもりなく本屋で偶然みつけて部分的に立ち読みしようと手にとったのですが、
後編の登場人物をふまえ、役者さんからの視点で役柄についての思いがそれぞれインタビューが書かれています。
歴史特集とかドラマ背景、
あとは舞台の美術セットのしくみとか、ドラマ後半から登場してきた江の3番目の(最後の)夫=秀忠役を演じている
向井理さんと行く戦国 という特集もあります
今読んでしまうとこれからのネタバレになってしまいますが、ドラマ後編のあらすじがのっており
わたしは読んだので内容わかってしまいましたが
読んでる時にほろっと泣いてしまいました
楽しみにしている方は読まなかればいいわけで。
まだたしかこのシリーズ「完結編」だったかでてくるので
すでにでている「前編」と一緒にでたら買おうかなぁ
NHK大河ドラマ オリジナル・サウンドトラック「江~姫たちの戦国~」
今までにない大河ドラマのサウンドに魅了されています。流石!吉俣良と頷けます。ドラマは、まだ始まったばかりですが、オープニングのメインテーマから始まる壮大であり、また繊細な感動を盛り上げる吉俣ワールドに浸ってます。ドラマとは別にお薦めのアルバムです!!