食中毒を防ぐ!家庭の調理新常識110―安全な食卓なくして「食育」なし。
この本には、
もやしは雑菌の多い食材だという事が書かれており、
その大腸菌数は生肉に匹敵するレベルとのことで、
びっくりしました。
安価で手軽なもやしが、
その扱いを間違えると、
食中毒や食あたりを引き起こすとは、思っていなかったので。
その他にも、様々な菌やウィルスの状況や
対処法などが書いてあり、
食品の安全、衛生が心配な今日この頃、
是非、読んでおきたい一冊でした。
抗菌薬サークル図データブック 第2版
抗菌薬ごとに有効な対象菌種とMICを把握したいときには最適です。
よくある碁盤目の表を使う方も多いでしょうが、それよりもG+、G−、球、桿、そして嫌気性というのがビジュアルで把握できます。
そのため、覚えにくい長い菌名に辟易していた方にも、視覚的にスペクトルの違い、菌の種類の違いが認識できます。
第二版になって、適応外の菌種に対してのMICも報告のあるものを掲載され、格段に使いやすくなりました。
ゾシン、パシルなど前版になかったサークル図も追加されています。
多くの医療従事者が別の専門を持ちながら感染症に対応することも考えると、このように抗菌薬の把握を画期的なアイデアで補助するサークル図はたいへん価値あるものだと思います。