誰も知らない [DVD]
これは時代をとらえた秀作で、全体のトーンやドキュメンタリーのような編集とカメラワークも秀逸。何ものかを「悪」とするのではなく、置かれた状況のなかで精一杯自分の大切なものを守ろうとする少年を描く。実際の事件の時は「鬼母」扱いで悪趣味な週刊誌あたりに叩かれていた母親も、身勝手で幼稚ではあるが、いわば社会的弱者で、彼女なりの幸福を追求したがっていた一人の女ととらえれば、ただ憎めばいい存在ではないことがわかる。「私は幸せになっちゃいけないの? 一番勝手なのはあなたのお父さんじゃないのさ。私達をほったらかして出て行って」と自分の息子に向かって叫ぶ姿は悲痛だ。
四人の子ども達だけの世界は、部屋は荒廃し、電気も水も止められて、しだいに行き詰まっていくが、この四人の「誰も知らない」共同生活を、監督はただの不幸、悲惨、悲劇としては描いていない。彼らは彼らなりに支え合い、特に(カンヌで賞をもらった柳楽くんの演じた)長男は、施設にでも福祉事務所にでも、行こうと思えば行けたのに、四人だけの、監督の言う所の小さな「ユートピア」を守ろうとした。子ども達を一回も学校に通わせず戸籍にさえ入れていなかった母親を、彼らは憎んでいない。これが監督の視点だ。いかなる環境下でも、異常と思われる空間にも、人の愛や幸福への希求が存在する。ただ、この先進国、世界第二位の経済大国の片隅で、「誰も知らな」かった彼らの半年。母子という関係が生まれてからなら十数年を彼らがこのように生きざるを得なかったのはなぜなのか。我々は社会をどう変えていかなければなからないのか。この映画では実はメインではないのだが、そうした問いかけも感じざるを得ない。
classical ever! - new world -
クラシックというのは、長くて眠くなるというイメージが強いんですが、このCDは何処かで耳にしたことのある曲を聞きやすい長さに編集して収録されているんです。だから、たくさんの曲が一度に楽しめるんです。
また、解説もわかりやすく読みやすく書かれているので、クラシックが大好きになるはず。
クラシックオムニバスの中ではこのシリーズが一番だと思います。
それでもボクはやってない スタンダード・エディション [DVD]
見始めてすぐこの映画が他の一般的な映画とは違い製作者からのメッセージ性が
非常に強く出ている作品だとは映画についてあまり詳しくない素人の僕でも分かりました。
日本の裁判にかなり挑戦的でかつ男性なら誰でもなりえる関係なくない内容は普段メジャーなアクション映画くらいしか見ない僕にとっては衝撃的でした。
自分は劇中にトイレで会話していた検察官の「無実かどうかなんて考えてたら起訴できねえぞ」という発言が印象に残りました。
つまり警察含め最初から冤罪かどうかなんて考えてないわけです。
実際ありえそうだし、もしそうなら日本の裁判の考え方自体間違っていると思います。
この映画を見て恐怖と、と言ったら大げさだけどそれに近いものを感じました。
犬と私の10の約束[プレミアム・エディション](2枚組) [DVD]
はっきり言って「犬の十戒」だけでお腹一杯です。
ストーリーは、どうでもよかったような気がします。
自分も犬を飼っていたので、気持ちは理解できます。
犬と過ごす生活は素晴らしいけど、それに気づくのは
、悲しいかな、犬が死んだ時です。
この「犬の十戒」をテーマに映画を作った心意気は
買いたいです。動物映画の佳作です。
君さえいれば ドラマCD
草尾さん初のBLCD。
カワイイです!!!
その他キャストも原作との違和感もなく、
素敵な町田親子ワールドが再現されています!
町田親子ファンはもちろん、草尾さんファン、その他皆様必聴です!