ブラザー イン アームズ ヘルズハイウェイ
題材は、連合軍がオランダ領内で実施した”マーケット・ガーデン作戦”で
ノルマンディー上陸作戦の3ヵ月後に連合軍が実施したドイツ領内への進路確保を目的とする
ふたつの奇襲作戦の総称です。 大規模な空挺師団を投入してオランダ領内の複数の橋を
奪取(マーケット作戦)、その橋を利用して機甲部隊を一気にドイツ領内に送り込む
(ガーデン作戦)予定でした。
しかし、ドイツ軍の頑強な抵抗に遭い、9日間で多数の戦死者を出す結果となったのです。
ヘルズハイウェイとはその激戦の場所で呼ばれた名称で当時の方の証言、考証を基に
ステージから戦争の史実、現実、非情を可能な限りゲームで再現しようと開発陣も拘ったそうです。
そのひとつでもある、爆弾などによる人体の部位損失、出血などそうです。
この日本語版ではCERO D区分に落としてゴア表現は一切カットされています。
この表現カットをどう取るかは人それぞれだとは思いますが、
私個人としてはせっかくシングルプレイが結構良く出来ているのにどうして
カットするんだろう? と感じました。
CEROレーティングDやZと区分する訳ですから、このテの表現、いわば
ゲームとしての完成型の一部をイジるというのは反対です。
何の為のレーティングか分かりません。
こういうカットをすれば、少なくとも修整のされていない英語版を買おうかなとか
少なからずこの日本版の売り上げにとってもマイナスな筈です。
ユーザーとしては出来れば、本国仕様と同じ、オリジナルでプレイしたいのです。
日本隔離サーバーも同じです。こういう要素もマイナスになるという事です。
肝心のゲームの評価ですが、COD4など突撃系ではありませんので、
そういう戦争ゲームを期待している方は避けたほうが無難です。
しっかりと作戦を考えて、回り込んだり、裏から攻めるなど攻略性もあり
ストーリーもそれなりに描かれているので、じっくり楽しみたい人向けです。
その点でシングルプレイは良く出来ていますが、マルチプレイはシングルに比べて
インパクトが薄いのは否めないかもしれません。
フルボイスは分かりやすいので良い面もありますが、英語音声で日本語字幕が好きな
人からすると、臨場感を損なうという方もいるかもしれませんね、、
とにかく、ゴア表現のカットと隔離サーバー、この2点は残念です。
ブラザー イン アームズ ヘルズハイウェイ
史実をもとにWW2を描いたFPSの最新作。
一人で敵をなぎ倒しながら進むのではなく、仲間と一緒に協力して戦場を駆け抜けていく様を描いているゲームです。
グラフィックはUE3の採用により次世代機としての一通りの基本要素を盛り込むことでリアリティを一層増しました。さらに物理エンジンも組み込まれ、現実感のあるオブジェクトの動きが実現。戦場により没頭出来る演出がなされています。
海外版では目を覆いたくなるような人体破壊シーンが映し出されますが、日本版では特に厳しい規制対象となっているため修正されているようです。
WW2の戦場に兵士として送り込まれる。その様をたっぷりと味わえるゲームです。
ブラザー イン アームズ (BROTHERS IN ARMS: Road to Hill 30) 日本語版
自分は、このゲームを発売日に買ったのですが、HPで感動の物語と言ってたわりには、あまり感動しませんでした。でも、手榴弾を投げたとき敵の足がふっ飛ぶのがリアルでした。それと、人によりますが、自分はあまり手ブレは難しいく感じませんでした。MOHやCODには、劣りますが、リアルを求めるミリタリーファンは、ぜひ遊んで見てください。
Best Selection ブラザー イン アームズ
某戦争ドラマを思わせるストーリ展開。
仲間と連携しながらの戦闘は、簡単操作ながら良く出来てます。
援護射撃により敵を遮蔽物にくぎ付けに出来ことから、仲間にカバー(援護射撃)してもらい
自分で攻める。自分がカバー側にまわり味方に攻めさせる。(このパターンはシングルでは少ないかも)
という駆け引きが、上手く表現されています。
味方(AI)は、位置を指定すると身近の遮蔽物に身を隠し射撃を行うところも好印象。
※但し、視線が通らない位置で射撃命令をした場合、思うように行かない。
全体のイメージとしては、MAP(遮蔽物・敵の立ち位置等)を覚えて、パズルを解く様に数回トライ
しながら攻め方を編み出していく感じ。
敵の殆どは、遮蔽物を盾に攻撃を行い、無益に突撃してくる事は殆どありません。
※場所と状況により持ち場を離れて突撃してくる事もありましたが・・
スタートから終わりまで乗り物操作は無いに等しい・各チャプタ毎に周囲の景色がガラリと変化する事
が無い等々で派手さはありませんが、逆に同一地方(ノルマンディ降下から8日間)の雰囲気が出てます。
味方に凝った指示は出来ませんが、煩雑さが無い分、戦闘に没頭する事が出来ました。
分かりにくいところは、ヒントが出たり各難易度・チャプタでクリヤ後の簡単なおまけも用意されて
いる等、非常にまとまっている良作です。
ブラザーズ・イン・アームス
発売当時はMTVのへヴィローテーションに入ったり、フルデジタルレコーディングなど、流行のモノを取り入れたこともあってか、英米ではものすごいヒットアルバムとなりました。私自身もこのアルバムでこのバンドのことを知ったわけですが、"Money for nothing"のようなヒットナンバーよりも"So faraway""Your latest trick""Why worry"といった、"癒し"に近い歌詞や哀愁を帯びたフレーズに興味を持ちました。地味な印象のあるブルースロックを、センスあるアレンジとややエッジの効いたデジタル的な音に仕上げ、かつ心に響かせる曲として聴かせるというまさに傑作といえる作品です。