Dawn of the Dead [DVD] [Import]
真面目な社会派ホラー。ジョージ・A・ロメロの映画中、もっともビジュアルの素晴らしいゾンビ映画。ダリオ・アルジェントが関係しているためかイタリアン・ホラー風味になっている気もしますが、残虐さとロマンが全編になんともいえない感じで漂っていて、現在でも同ジャンルの映画とは一線を越えてる感じです。怖くて、気が滅入るけど、実はいい気分になる。リメイクが進行中とのことですが「悪魔のいけにえ」と同じくらい無理があると思うのですが。
Louisiana Story [VHS] [Import]
「アラン」や「極北のナヌーク」などで有名なドキュメンタリー映画監督、ロバート・フラハティによる1948年の作品「ルイジアナ物語」です。
ドキュメンタリー映画といっても、フラハティの時代には、脚本もあらかじめ用意してストーリーを持たせるのが当たり前。それを「やらせ」といって非難する風潮もありませんでした。ルイジアナ州の田舎、河と沼とが一体となった湿地帯(bayou:「バイユー」というそうです)で両親と共に孤立して暮らす少年の生活を描いたこの映画にも、石油会社が進出してきて大掛かりな掘削工事を行い、作業員と少年に様々な交流が生まれたり、ペットのアライグマが姿を消し、ワニに食べられたと考えた少年が「あだ討ち」を試みたり、という「物語」があります。
映画に見られるバイユーの自然は、表面的には静かでありながら原始そのものといった荒々しさを持ち、そこに住む人間の姿は非常にちっぽけにも見えます。しかし、主人公の少年にはたくましい生活力が感じられ、自然に押しつぶされない強さがあります。
この映画のもう一つの主役は、石油掘削作業を行う巨大な掘削船ですが、その描写には強大な機械の持つメカニカルな美しさがあり、これも見もの。油田開発に伴う自然破壊という観点がないのは現在の感覚からすると少し不思議です。これは、石油会社がスポンサーになっていたという事情もあるでしょうが、それよりも、この時代はまだ、自然は人間を圧迫する脅威であり、安全な生活のためには克服しなければならない障害と感じられていたからでしょう。
ランニングタイムは79分。画質は良、ただし、一部で影の部分が黒くつぶれ気味です。英語トーキーで字幕はなし。ただし、台詞が極端に少ないので、不便はあまり感じません。DVDには同じフラハティ監督の短編“The Land”の短縮版(20分ほど)が併せて収録されています。
Dawb of the Dead [VHS] [Import]
真面目な社会派ホラー。ジョージ・A・ロメロの映画中、もっともビジュアルの素晴らしいゾンビ映画。ダリオ・アルジェントが関係しているためかイタリアン・ホラー風味になっている気もしますが、残虐さとロマンが全編になんともいえない感じで漂っていて、現在でも同ジャンルの映画とは一線を越えてる感じです。怖くて、気が滅入るけど、実はいい気分になる。リメイクが進行中とのことですが「悪魔のいけにえ」と同じくらい無理があると思うのですが。