TREASURES
ムーンレコード移籍後の1984年から1995年までのシングルを中心としたコンピレーションだが、単なるシングル集とは少し趣が違う。12に、80年代前半の『夏男達郎』のイメージは残りつつも、一曲ごとに歌のテーマもサウンドもだんだんと内省的かつ優しい眼差しになっていく感じが好き。決して声高にメッセージを表現する人ではないが、その眼差しの変化にひとつのメッセージを感じ取る事が出きる。
Cello Love ニューヨーク・チェロ修行 (mag2libro)
「Never too late」を買ったらオススメされたので何げなく購入。ところが読んでみると、当然ながらよりup-to-dateな内容で、そしてこれまた当然ながら、翻訳ではないのでフィーリングがダイレクトに伝わってくる。そのうえブログをまとめたエッセイ風でありながら、「Never…」よりもむしろスジが一本優れて通っているところが不思議な一冊。
私自身、今年からチェロを始めた初心者で、よくある町の音楽教室で「2年でアマオケに入りたいのだけれど?」と訊いたらハナで笑われた記憶が新しい(その後、この笑止千万のオファーを真剣に聞き入れてくれた個人の先生に出会えたのは神様のくれた奇蹟)。
ところが驚くなかれ、この筆者はナント始めてから8ヶ月でオケに挑戦・入団しているのである。これには正直コシが抜けそうになった。むろん、読み進めると筆者自身にすでにかなりの音楽的な素養と経験があることが分かってくるが、それにしても凄いことだ。と同時に、限りなく勇気づけられる。人生何事もなせば成る、のである。
2年前に起業した私は、2年間ビジネスにおける成功本を限りなく読み漁ったが、面白いことに本書には通じるものが多くある。要するに、「人生を構築・実現する、あるいは自己実現する人たち」というのは、みな例外なく共通するものを持っているということだ。それは飽くなき追求、並はずれたモティベーションの高さと実行力、そして決して諦めないことであり、同時に心底それを楽しむ心、なのである。しかもそれが芸術の場合、「表現する楽しさ」が加わってよりパワフルになる。
筆者自身、「何かを表現することってやっぱり楽しいし幸せなことなのだ」といみじくも看破しているが、まったくその通りだ。そしてこれこそが、人間の人生に用意されるさまざまな幸福のうち、最上のものの一つなのである。本書はその楽しさの実感が、まさに全編ほとばしっており、まぶしいばかり。私はチェロではまだそれを享受するレベルにはまったくないが、例えば声楽やスポーツでそういう体験をしているし、それに実はそれを知ってしまうと、他のチョットやソットの快楽では、もう満足できなくなってしまう。人生、お金で買えないものに往々にしてその神髄があるが、本書からはそういうエネルギーをたくさん受け取ることができた。まさに感謝、そして合掌。
7days, backpacker 林遣都 [DVD]
「小公女セイラ」からの遣都くんファンです。
人生初の海外で、それも筋書きなしのプランで
価値観の全く違う、インドとカンボジアの旅をする遣都くん。
これから何でも吸収できるこの青春期に
素敵な旅をして、その中でぐんぐん成長している彼を
見ることができて、ファンとしてはたまらないDVDでした。
ぼったくりにあっても、「親切にガイドをしてくれた彼の優しさは
嘘じゃない」といった、彼の優しい気持ちに感動!
私の旅行のときにはその心持ちを忘れないようにしよう!
「脱スポーツもの」をした彼の新境地を楽しみにしています。
遣都くん、応援しています♪
THE FIRST QUESTION AWARD
音楽的にはスタイル・カウンシルやフリッパーズ・ギターの2ndの流れに乗るもので、雑多なこれまでの過去の様式をごちゃ混ぜにまぜ、その選択や組み合わせの妙にオリジナリティーを出しているポスト・モダンな手法で、きわめて上手に気持ちよい音楽に仕上げている点が、ポップ商品として楽しめます。曲単位だけでなく、アルバムを通じて聴ける、いまや少なくなってしまった高品質の音楽です。
一番僕が感動したのは、そのポスト・モダンな音楽に合うきわめてポスト・モダンな歌詞です。そのテーマとメタファーは一貫している点も気合を感じます。僕が思うに、このアルバムの詞のテーマは、「真理の追究」ではないでしょうか?メタファーとして、光が真理(虹は、その光が分解され表れたもの)、太陽がひとつの真理の発信源・中心、月がその光を反射することから、月光は本当の真理ではなく、まがい物としての真理、色んな恒星があることから、宇宙には色んな価値観がありえ、その体系が銀河、ってこんな感じ。そのひとつとは言えない真理を追究して結局はつかめずに死んでいくのが人間の人生ってのがこのアルバムの言いたいことではないでしょうか。その意味で、Love Paradeって歌は象徴的です。このメタファーの使い方は、フリッパーズの3rdとも共通ですが、このアルバムでは更に整合的なまとめ方になっている気がします。
このアルバムで過去の様々な様式の音楽を使い、ポスト・モダンの総決算をしたからこそ、新たな真理を追究、いや新たな真理の創造を目指して、この後のコーネリアスは実験的な音楽に傾倒して言っているのではないでしょうか。
そういうコーネリアスの試みは非常に感心するもので、応援したいのですが、過去の中で止まっている僕にはついていけないところもあり、このアルバムが音楽として一番楽しめます。ぜひ多くの若い方に音楽と詞を味わって欲しいです。
ARASHIC
5年ぶりくらいに嵐のCD買ったケド、どの曲もイイ。しばらく嵐が表に出てない時期があってしばらく聴いてなかったケド、花男などで活躍しだして気になって。やっぱり嵐が好きって事を再確認できた。嵐の曲は老若男女幅広く好まれる曲ばかりだと思う。きっかけは何でもいいから、是非とも多くの人にこのCDを聴いてもらいたい。