
南の島のフリムン [DVD]
ストーリーも、分かりやすくゴリ演じる主人公とボビー・オロゴン演じる米兵と、あこがれのダンサーをかけて決闘するんだけ。まぁ、そこに幼馴染みの女性が主人公に対する複雑な想いを隠しながらも手伝う、というもの。
正統派のスプラスティック、ドタバタの喜劇であることは間違いないですが、そこに、どれだけ笑えるかが勝負ですね。正直、笑えないネタも多いです。また、ブレーキの効きが悪いトラック、怪しげな占い師、平良とみ演じる空手の達人のとぼけた味わい等々、脱力感(?)はあります。(苦笑)
一瞬、物語がダレるかなと思うところで、「コツン」なり「ゴン!」といった笑いを入れてくるし、クライマックスの試合では、作戦通りの試合運びで善戦するが、味方に足を引っ張られたり、いちいちラウンドガールをいじったりと、遊びは盛りだくさんです。
ハンディカメラの使い方を洗練させ、下ネタに頼らなければ、もっと上質のコメディとして昇華されたはずだと思います。でも、次回作に期待させるものではありました。