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この作品の内容についてとやかく説明するのは不可能である。
大自然の美しさを誰も言葉で表現できないのと同じように。
百聞は一見に如かず、この作品は音楽を愛する全ての方に是非聴いて頂きたい。
あなたの耳にこだまする"音"は、どんなに見慣れた日常の風景も、淡く美しい芸術作品に変えてくれるだろう。
アジャイルサムライ−達人開発者への道−
本書は、最新のアジャイル開発の手法群を、
全体のバランスをうまくとりつつ、平易な例を用いて、解説している。
網羅的でありながら、一方でシンプルな記述になっており、
執筆の過程で慎重に取捨選択や説明の洗練を行ってきたことが伺える。
日本語訳について、読みやすさが十分に考慮されており、
多くの人に受けいられる文体になっているのではないかと感じる。
アジャイル開発にすでに取り組んでおられる人にとっても、
全体を網羅したこの本を読むことで、要件定義や計画や見積もりに関する
新しい技法を知ることができるのではないかと思う。
また、アジャイルに取り組む予定はないが、知識として認識しておき
たいマネージャの方にも、この本を手に取ることをお勧めしたい。
アジャイルがなにを重視しているのか、既存の手法を切り捨てることなく、
誠実に語っているため、各種の啓蒙書を「宗教臭い」と敬遠しておられる
方にも、読みこなせるのではないかと思う。(ただし、評論家として差異を
まとめた資料ではなく、あくまで実務者向けなので、ソフトウェア開発の
現場ではない方には、ちょっと難しいかもしれない。)
本書を通じて、できるだけ正確で誇張のない知識を身につければ、
現在の仕事の進め方について点検するきっかけになるのではないかと思う。
なお、各章に、師匠と弟子の会話の形態をとったQ&Aがあるが、
これがまた現場で一般的におこりがちな質問を採用していて、
ハッとさせられることも多いと思われるので、ぜひ、
各章末までしっかりと読んでみることをお勧めする。
異能使い 第二式 リプレイ デモンスレイヤー ~葬魂鬼~ (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
お値段高めなので、その分の期待もこめて辛口評価で。
1. システムがいまいちわかりにくい。
前書きではなく、文中でさらっとわかるようにしてくれると助かります。
FEARさんのゲームのリプレイは大概呼んでいるので、慣れもあり直にわかるのですが。
2. 読後感が薄い
ヒロインの緑谷さん演じる旧家の娘とかわたなさん演じる早良麗(ガンダム3を見ましょう)は、
キャラもそれなりに覚えがあるのですが、
義経と静の子孫の主人公とディオ・マクスウェルはどんな風だったかあまり印象に残ってません。
つまらなくはないですが、値段を考えると大絶賛はできません。
スーパー・ブラックオニキス (創元推理文庫)
シリーズ化された作品は、初心者には手を出しにくいものです。ドルアーガ、パンタクルはシリーズですが、『スーパー・ブラックオニキス』は単発のゲームブックです。
他の方も指摘しておられる通り、リンクずれがあって、普通にプレイしていてはクリアできないという致命的欠点を抱えてはいますが、内容だけに限れば面白いです。
ドルアーガシリーズは迷路が多かったという印象ですが、本作は「迷宮」ですね。双方向迷路というのがいまいちアレルギーという人にとっても、あくまでもイベント中心で楽しめます。迷路はあくまでもイベントとイベントをつなぐものです。
イベントも工夫されていますね。同じ場所へ行っても、チェックポイント次第では違ったイベントが起きます。
登場する仲間も個性的です。メスロン、タウルス、カイをほうふつとさせるキャラであるのがなんとなく嬉しいところです。
仲間との会話、会話や地の文でのギャグがちょっと安っぽく感じる部分はありますけど。「悪の十字架」とか……
あっさり味のファイティング・ファンタジーシリーズと比較すると、こってり味の鈴木直人作品は、読者個人の好みの差が出るでしょうが、単発ですから、味の濃さに飽きる前にクリアできるのではないでしょうか?そういう意味ではリンクミスがつくづく痛いです。
社長 島耕作(9) (モーニングKC)
菅直人の現状の思考やこれまでの思考や行動を知りたければ島耕作シリーズを読む事である。
菅直人を知る意味で最適な書物が島耕作シリーズである。
この意味で星5つである。作品としては星は付かない。