日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土 (ちくま新書 905)
一方向的なナショナリズムの視点を離れて、相手国の視点も取り入れ冷静に国境問題の歴史的経緯を明らかにする。国境問題の解決に当たっては双方が一方的に持論を展開するのではなく、両国が納得する状況を作る必要があり、それができない間は紛争に発展しない仕組みや合意を作るということの重要性を説いている。
個人的に印象に残った点:
・日本政府は尖閣列島の棚上げ合意を否定したが、これは国内のタカ派にとってだけではなく、中国軍部にとっても好都合だったということ。棚上げ合意は実効支配している日本にとってこそ有利なものだった。中国軍部からすればこの合意は中国国民に信頼の厚い周恩来やトウ小平によるものであったために破ることができず、当該地域での軍事行動の足かせになっていたという。
・北方領土、竹島、尖閣の紛争では実際にアメリカが軍事介入する可能性はほぼないということ。
日米安保は日本の施政下になければ適用されない。そのため、北方領土(米も対象外と明言)、竹島(米地名委員会では韓国領)での紛争は対象外となる。尖閣は先日安保対象と明言された。しかし安保で謳っているのは「自国憲法に沿って対応する」ということ、すなわち議会の承認を得て交戦することになるが、自国民を核の脅威にさらし、経済で大きな恩恵を蒙っている中国と戦争することに議会の支持が得られるかということを著者は指摘している。
その他多々あるが、書き切れない。
最後の章で軍事的に不利な立場にある日本が平和的な解決へ向かうための具体的な提言がなされている。
できるだけ多くの人に読んでいただきたい。
反日韓国人撃退マニュアル (晋遊舎ブラック新書014)
桜井誠氏の演説などを聞いた事があるがなんと頭の切れる方だろうと思っていた。
初めて買った桜井氏の著作だったが、これほど良い本だとは思わなかった,何冊かまとめて買うつもりだ親戚知人に持っていてもらいたい。
日本人なら一家に一冊!「反日韓国人撃退マニュアル」と「スイス民間防衛」、
パワポで極める 1枚企画書 PowerPoint 2002,2003対応 (ビジネス極意シリーズ)
すげーー良くできてる。
前にもPPTの使い方の本をよんだことがあるが、断然この本がすごい。
Ctrl+Shift キーでオブジェクトをコピーしながら並行に移動 なんて知らなかった!!
しかも 600ものテンプレートが出版社のサイトに用意されている。
お得な一冊です。