魔宮の勇者たち
第一部「悪魔に魅せられし者」に続く「ドルアーガの塔」シリーズ全三部作の内の二作目。
内容は、ファンタジーRPGで、6面体サイコロ2つが必要。
付属のキャラクターシートにあれこれと書き込まなければならないので、持ち歩いてプレイすることはお勧めできない。
また、正確なマッピングのために、方眼紙を用意しておくといいだろう。
今作から初めてでもプレイできるが、前作から引き続いてプレイするのが、データ面でもプレイヤーの慣れの点からも有利なので、前作も購入してプレイすることをお勧めする。
今作品は、前作とは若干異なり、イベントやキャラクターが際立っている。前作は、双方向でよく出来ているとはいえ、"狭い"ダンジョン探索だったが、今作は個性豊かなキャラクターが仲間になり、ダンジョンの外へ遠征するイベントもある。
そのおかげで「ドルアーガの塔」の世界観が一気に広がった。プレイヤーの想像をかきたててくれる作品に仕上がっている。
ダンジョンそのものは、若干分量が少なく、マッピングが好きな方には物足りないだろう。しかし、それまで平面的だったダンジョンに、エレベータ・双方向階段などの立体的な要素が加わり、最終巻「魔界の滅亡」の立体迷路へと続く要素が見て取れる。
なお、今回の復刊に当たり、マップ・パラグラフの配置から加筆修正が行われている。旧版をお持ちの方は比較されていかがだろう?
Ultra2000 ドルアーガの塔
ドルアーガの魅力といえば宝箱収集に話題が行きがちですが、このゲームの面白さはそれよりむしろ、当時大流行していたパソコン版「ハイドライド」のようなアクションRPGの要素を、アーケードゲームの落としどころとして再設定させた凝縮感、そしてそれを必要以上にプレイヤーに押し付けない潔さにあると思います。
ドルアーガの塔が他のよく似たゲームと極めて特異な部分は、何といっても
○体力ゲージが表示されていない
○敵を全滅させられるほどギルの体力がない
…という所。
敵との交戦中は否応なしにお互いの体力が削られるため、どんなに上手に戦っても始めから倒す事が出来ない敵が存在しているということ。
このテのゲームにありがちな、「敵を全滅させながら進む」という攻略法が当然のように通じず、プレイヤーはマスクされたギルの体力の残りを予測しながら目の前の敵をどうやり過ごすか?選択を常に迫られるストイックさがこのゲームの最たる魅力と思えます。
そしてその特徴を後押しするのは結構シビアな制限時間設定と、運がよければ1フロア3秒で終わらせる事が出来るクリア条件。
そして、とかく敵を倒した数を評価されがちのこのテのゲームに対し、これは早解きでクリアした時のタイムボーナスの比率がかなり大きく、敵と対峙した時に「倒すか?逃げるか?」という選択肢、どちらにも「点数」という評価が得られる事になっている。
「倒す」だけが冒険ではない事を「たった一つのボタンとコントローラー」だけで表現していて、そのシンプルな操作性に凝縮された奥の深さはちょっと、他の追随を許していないような気がします。
多少のアレンジを加えたバージョンが出ていますが、私にとっては結局、マスクされた体力ゲージと急かされる時間制限の中で、その時その時の敵をどのように凌ぐのか?をストイックに追求できるオリジナルのバージョンが今の所、唯一「ドルアーガの塔」と呼べるものだと思っています。
ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~第2の宮 [DVD]
このアニメは、まずベッタベタな手垢の付いた少年漫画にありがちな展開のオンパレードで、「ドルアーガの塔」というタイトルに対してのイメージ・先入観・幻想といった物をぶち壊す事から始まりますw1クールアニメでインパクトを残すために、多少強引な方法を用いたと思いますが、それは後々にちゃんと功を奏しております。コメンタリーのお二人じゃないですけど、金田式作画が「懐かしいなあ」と思いながら見てましたw
で、全体のノリはテーブルトークRPGのそれです。シリアスかギャグかと言われたら両方、ちゃんぽんなのです。D&D・ロードス島・クリスタニア(のリプレイ)等の単語にピンと来る方は相当楽しめるのではないかと思います。それでいてしっかりファンタジーしてますので、最初は肩肘張らずに見て頂きたい。後半の話になるとシリアスに旋回していく事になりますので。初回限定でGyao版・裏一話及び表裏同時再生バージョンが収録されておりますが、タイムラインを寸分違わず一致させているのには、本当に頭が下がる思いです。
LIVIN' ON THE EDGE
カッコよかったり、優しかったり、色っぽかったり、色んなKENNくんが
聴けます。
歌詞もわかりやすく、聞き取りやすいので、ずっと聴いていられます。
おまけも嬉しいですね。
ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~第1の宮 [DVD]
最終話まで見て、2009年に2期目がある事に対し、憤りを感じるもよし、商業方が嫌だと思うもよし。
(自分個人の見解としては、伏線が多少残るものの、最後までしっかりとした造りで問題無く楽しめる作品だと思います)
ただ、最低限のマナーとして、ネタバレだけは止めて下さい。
アマゾンを参考にしていて、まだ未視聴の方は、ここの☆一つの方のレビューを読まないようにして下さい。
下からはこの巻のレビューです。
この巻には、
第三話「旅立ちの前に」
第四話「バンド・オブ・ハンド」
の二話が収録されています。
二話でこの値段と、裏一話も収録されている一巻に比べると若干割高に感じられます。
ですが、悪い点はその程度で、肝心な話の内容は両話共にすっきりとまとまっていて、あまり狙いすぎない笑いも、上手く溶け込んでいて見やすいです。
一、二話目を楽しんで視聴された方は、安心して楽しめる内容となっています。