ああ探偵事務所 5 (ジェッツコミックス)
相変わらず暴走しっ放しの探偵さんですが、「宝くじで一億円当たって人間不信に陥った人」を助けるために、あそこまでやるとは・・・
どう考えてもマトモでない手段だし、何故そんな手段を思いついたのやら・・・
マンガですから実際にはあり得ないハッピーエンドですが、私は目から鱗が落ちました。
損得なんて考えず、誰かの手助けをしたいって気持ちは見ていて嬉しくなりました。
ああ探偵事務所 8 (8) ジェッツコミックス
間延びした感のあるだらだらストミュー編が終わります。
はっきりいってこのストミュー編は下手すれば一番つまらないかもしれない。だが、みっちゃんの切ない過去や物語の締め方はさすがといったところ。助手の涼子さんの出番が少ないのは残念。
ていうかあの悪役の顔はあまりにありえないし、いたすぎでした。
ここは笑いを取りにいく場面ではないような気がします。
まあこういう見当はずれなユーモアも著者の強みではあると思いますが。
ああ探偵事務所 DVD-BOX
この凸凹コンビ最高だね!
永井大の代表作と言ってもいいと思う。
酒井若菜はキュートだし、辺見えみりはエロティック…川島なお美も美人なのでドラマが華やか。
泣いて笑って考えて…本格的?ミステリーコメディです。
ああ探偵事務所 1 (ジェッツコミックス)
探偵漫画と言えばすぐにでも思い浮かぶのが「金田一」と「コナン」の二作品。
上記の二作品が探偵漫画というジャンルを確立して、一般の人々の間に広く認識させたという点においては確かに功績があったかもしれない。
だが・・・、ネットでの上記二作品の評価はお世辞にも芳しいとは言えない。何故か?。
殺人事件ばかりが毎回のように起こり、そこに子供であるはずの主人公たちが警察を差し置いて割り込んだ挙句の果てに「ゲーム感覚」で事件を解決していく・・・。しかも下手に人気が出たため、無駄に長期化して質を低下させる事態を招いているしね。これでいい評価を受けるはずがないでしょう。
それに比してこの漫画は事件自体は「地味」だ。1巻で主人公が語っているように、「浮気の調査」とか「失踪した人を探し出す」とか「ストーカー退治」とか。推理もある程度は必要なんだが、とにかく根気のいる作業の連続。間違っても主人公が「毎回のように偶然、殺人現場に居合わせて事件に巻き込まれる」などということはない。「コナン」「金田一」での不自然過ぎる展開に拒絶反応が出ていただけに、そういう作風には好感が持てます。
絵も上手い。女性は美しく華やかに描き、逆に男性キャラは個性的に・・・がポリシーなんだろうか?
主人公は「ゲゲゲの鬼太郎」に似ている。作者が水木先生のファンなのかは定かではないが。
コナンや金田一のような「大ヒット」は望めなくとも、悪評が集中することもないと思われるので、総合的に見たら作品としての質はこちらが上だと思います。