美少女戦士セーラームーン新装版(12)<完> (KCデラックス)
歴史的名作といえる『セーラームーン』、いよいよこの12巻で完結です。
新装版11巻から続くこのラストシリーズは、とても重くシリアスです。
「なかよし」連載当時小学生だった私は、この重い展開が辛く、
ついていけなかったものです。
しかし、この新装版の発売を機に、今再び読み返してみると、
セーラームーンの世界のスケールの壮大さ、深さに驚愕しました。
今まで色んな苦難をともに過ごし乗り越えてきた仲間たちが、
一瞬の隙をつかれていとも無残にあっけなく、次々と死んでしまう場面は、
やはり今読んでも辛い気持ちになります。
けれど、それが戦争というものの残虐さや悲惨さをリアルに表しているようにも感じます。
クライマックス、たったひとりになったうさぎが、絶体絶命の中導き出した答えは、
とても感慨深く、色々と考えさせられました。
1巻の頃からは考えられないくらい、大人の女性になったうさぎちゃん、
ラストはハッピーエンド…なのですが、これからさらにもっと重いものを背負っていくであろう彼女に、
どこか物悲しさも感じてしまいました。
『セーラームーン』を読んだことのない方はもちろん、
昔読んだことのある方も、もう一度手にとって読んでみてもらいたい作品です。
美少女戦士セーラームーン新装版 ショートストーリーズ(1) (KCデラックス)
今回は小学生の妹のために購入したのですが、
コミックスの旧装版が発売された当時小学生だった私にとっても、
懐かしくとても楽しめる内容となっています。
今回の一連の新装版は何といっても装丁が豪華ですね。
今後、ショートストーリーがもう一冊と、
セーラーVが二冊発売されるようです。
10年前にリアルタイムでセーラームーンを見ていた人、
また初めてセーラームーンを見る人、
どちらの方にもオススメです。
本編の全十二巻と合わせて揃えれば、
一層楽しめると思いますよ☆
美少女戦士セーラームーン オリジナルアルバムDJムーン(2)
DJ1のときより、みんなの演技が自然に。
放映中のドラマ本編が多少暗い分、本CDでは理屈抜きで、
メンバーの明るい雰囲気が楽しめます。
(うさぎのボケも味わえます。)
CDオリジナルの『最強妖魔』が出現。弱点のヒントは収録曲にあり?
ピクチャーレーベルは○、ライナーノーツは、もう少しページページが欲しい。
美少女戦士セーラームーン新装版 ショートストーリーズ(2) (KCデラックス)
これは主人公のルナが、宇宙飛行士を目指す
宇宙翔(おおぞらかける)に恋をしてしまう話で、
劇場版セーラームーンSの原作です。
私は当時発売されたDX版を持っていますが、
今回の新装版は加筆修正されていて、よりきれいになって
います。物語のスケールが壮大なのは本編同様さすがです。
そしてルナの人間姿がとても可愛い♪お約束のハッピー
エンドとは少し違って、切なくて感動できる名作です。
みんなにいじられてるアルテミスが少しかわいそうですが・・・
余談になりますが、劇場版主題歌のMoonlight Destinyは
曲調、歌詞ともにストーリーによく合っていて、きれいでいい曲です。
こちらもあわせてオススメします☆