TAMRON AF 28-300mm F/3.5-6.3 XR Di VC AFモーター内蔵ニコン用 A20NII
幼稚園児の子どもの運動会に300mm程度の望遠が欲しかったのと、土埃の舞うグラウンドでレンズ交換をしたくないと思い購入しました。
作品撮りに使えるかと言われればYESとは言い難いですが、フレアやゴースト、色にじみも(高倍率ズームの割りには)よく抑え込まれています。まあ、運動会の記録であれば申し分ない性能といえるんじゃないでしょうか?
そして何よりVC。手ぶれ補正はキヤノン純正のISと比べても全く遜色ありません。
以前友人に借りた28-300Lと比べても画質では全く敵いませんが、小型軽量安価+手ぶれ補正で運動会ではむしろこちらの方が向いているのではないかと思えるほどです。
ただAFのスピードは全く勝負になりませんので、子どもが小学校に上がってグラウンドも広くなり動きも激しくなると厳しくなるかも知れません。
冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)
私は高評価です。しかし、全ての人の共感を呼ぶわけではないと思うので、☆4つです。
何度となくお風呂でこの本を読みました。この本を読むときは、何となく気持ちが沈んでいる時が多いのですが、そういったとき、アオイの気持ちが私の中に入り込んできます。
「冷静と情熱のあいだ」というタイトルそのままに、静かな中に、アオイの情熱が見え隠れしています。忘れようとしても、忘れられない人。今はどこで何をしているのかもわからない人を思い続けることが不幸であることはわかっている。だからこそ、その人への思いを封印するために、思考をとめて、必死で思い出さないようにしている。言葉も匂いも・・・どんな小さなことも、連想させる全てを拒み続けることの苦しさ。
心の奥底で燃える思いを隠して静かな生活を守ろうと必死になっている、そんな不器用でプライドの高いアオイが、約束の日に自分を騙すことをやめて、思いを解き放って・・・それでもやっぱり怖くて、変わりきれなくて・・・
確かにアオイは周りの人間からすれば厄介な人間だと思う。だけど、純正という1人の大きな存在があることで、誰とどこにいても、夢中になれないアオイの想いがよく現れている。アオイほどではないにせよ、そんな思いを味わったことのある人ならば、きっと心を静かに締め付ける素敵な作品だと思います。
ファイナルファンタジー7―プレイステーション (Vジャンプブックス ゲームシリーズ)
前半(忘らるる都)までしか載っておらず、情報も多いとは言い難いですが、
システム設定紹介ページや、キャラクター紹介ページ等のイラストが可愛いです。
二頭身&点目のクラウドはこの本でしか見られないと思いますよ(多分)。
サイズがB5版ということもあり、ビジュアルが大きめに載っていますし…。
だから、攻略本としてではなく、資料とか、コレクションの一部として使っては
いかがでしょう。
まあ、それにしては高い値段のことを考慮して、星3つですね。
とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫)
『とある魔術の禁書目録』です。
2010年の時点でアニメの影響もあって最も売れているライトノベルシリーズの第一巻です。元は電撃大賞の三次選考落選作のようです。
落選作だけあって、編集部の指導が入っていてもなお、欠点というかツッコミどころは多いと思います。
御坂美琴にしても、第一巻単体で見れば出さなくてもいいような扱いでしたし。
欠点も、裏を返せば勢いを感じさせる尖り方で、学園都市、科学、魔術の設定など、よく言えばダイナミックで悪く言えば中二病そのものの無茶苦茶さでした。
文章にしてもお世辞にも上手いとはいえない粗さでしたが、前半部分の比喩表現などにはセンスを感じられる面白いのも見られました。
広く言えば異能バトルものですが、主人公の能力は打ち消し系。
主人公が打ち消し系という設定自体は従来の作品にもあったでしょうが、本シリーズのヒットによって模倣作品が増えたようにも感じます。
ごちゃごちゃ言いましたが、総評としては。
短所さえスルーすれば面白かったです。欠点はあれこれ目に付きますので、本作品が受賞作だったら疑問を呈してしまいますが、落選作だと思えば欠点をスルーして長所を採ったのだろうと納得できます。
でもこれは、あくまでもヒットしたから結果論的に許されるものであり、他の作家やワナビが模倣したり劣化コピーを作ったとしても、とうてい読めたものではないでしょうね。
総評★3。あくまでも第一巻のみを読んだ時点での評価です。