塩カルビ(2) [DVD]
低予算であろう連続ドラマ。
ガッツ石松さんの意外な名役者ぶりも楽しめる。なかなか役者だと思います。
そしてあれっ、この人!と言う感じの懐かしい(失礼)方が多数出てくる。
また当時のアイドルもけっこう出ているので興味ある方もぜひ観ていただきたい。
私のお勧めは「タメ口病」です。
サガフロンティア2
ゲームという単語でくくると、かなり扱いがたい部類に入ります。
おすすめしたいのですが、ゲーム好きな人じゃないとクリアまでいけないでしょう。
従来のサガファンの方々にも、前作とはかなり違った方向へ展開しているため、
この作品でサガを見限ってしまった方も多いです。
大きな要因に作曲者が伊藤賢治氏でなくなったことがありますが、私は
むしろ、浜渦氏で正解だったと思います。
サガフロ2の独特な雰囲気をすばらしく表現なさっています。
グラフィックが主流の3Dではなく2Dで、水彩タッチで統一されていて、
絵本の中を動き回っているような感じです。背景だけでも絵として
楽しめると思います。むしろ、サウンドノベルとかににしたほうが評価が
高まったのかもしれません。
システム上シナリオを追うのが大変ですが、ストーリーは
すばらしいと思います。ざっと3世代ほど変わってしまうのですが、
テーマに沿った、“歴史”をたどっていくような感じがうまく出ています。
歴史の勉強が好きな方にはどっぷりサガフロ2の世界観にはまってもらえると思います。
面白いゲームがしたい、という方には大分不自由でたどたどしい
シナリオに苦労すると思いますが、ゲームという枠にこだわらず、
良作に出会いたいという人には、自信を持ってお勧めします。
SaGa Frontier2 Original Soundtrack
FFXIIIの作曲者、浜渦正志氏の初のソロRPGアルバムです。一度絶版になりましたが、人気が高かったそうで、再販しました。現在でも浜渦氏の最も好きな作品としてあげる人が非常に多く、浜渦氏も然りです。
彼にとって「SaGa Frontier 2」は、シリーズ前作までのコンポーザーである伊藤賢治氏との音楽性の差異に悩んだあげく、視聴者に媚びを売るよりも自分の個性、考えを全面に提示することを選び、以後の彼の堂々としたスタンス、音楽のアイデンティティを確立して後々まで彼自身に強い影響を持つ作品となっています。具体的には、前作のFFシリーズ「チョコボの不思議なダンジョン」にも表れていましたが、音質や激しさよりも純粋な音楽そのものの良さを追求したり、同じメロディーを多様に編み直して作品全体に統一性を持たせたり、場面から一歩引いた視点からいろいろな解釈ができるような曲を作ったりしています。この姿勢はサガシリーズの生みの親であり育ての親である河津プロデューサーの取り組み方とも似通うところであり、地理、歴史、政治、戦闘、愛憎などなど多様な視点を持つゲームとの調和からは、若い頃からゲームを愛して憧れてきた彼ららしさが感じられます。
音楽はピアノが多く用いられており、シリーズ前作までのような躍動感は沸々と保存するように、表面は穏やかです。はっきり言ってまずゆっくり聴くことができない人にはおすすめできません。何度も聴いてわかることの多い、ゲーム音楽としては望ましい音楽かも知れません。ゲームの舞台に合わせてでしょうか、曲名はすべてドイツ語です。CDは3枚組。
浜渦氏やサガシリーズ、ゲーム音楽の歴史的な作品であると思います。
サガフロンティア裏解体真書
サガフロンティア解体真書と「対」的な攻略本。攻略本の出来的には非常に良く、攻略に関するデータの量の豊富さに加え、データがほぼ正確、頼りになる一冊。攻略データの他に、設定資料的な物と、編集者の読み物、登場人物のデザインを手掛けられた小林智美さんのイラスト(描き下ろしあり)等があり、攻略本にとどまらず、広く楽しめる一冊だと思います。