鉄拳 the dark history of mishima
キャラの扱いも誰の扱いが良いかの優先順位も、いつも通りです。三島家ファンで、特に家庭用鉄拳シリーズのノリが合う方にはおたのしみ戴けるのではないでしょうか。
正直鉄拳シリーズの小説、コミックはあまりお勧めできる作品が過去にありませんでした、が、これは「○○(技)を出す××(人名)」という格闘ゲーム物の燃えの基本をちゃんと押さえてくれており、独自設定にもそれほどのめりこまず、テンポ良く進むのがありがたかったです。オリキャラがうろちょろしたりもほぼありません、売り文句が「戦国時代」などとありますが、戦国時代は一瞬でしたので大丈夫です(笑)
レギュラーキャラで二名ほどいきなりポクッと亡くなる方もいますが、そこはひとつ。
お色気もほぼ皆無ですが、そこもひとつ。
負傷したニーナを担いで逃げた筈のエディが何故かその場で気絶してたりもしますがそこも敢えてひとつ。
終盤のカオスな大喧嘩と三島家の人々のナントカは死なないとナントカな感じの頑固というか妄執に駆られたような啖呵の数々はとても良い感じです。このあたりは良質な燃えがぐいぐい来ました。
バーチャファイター5 ORIGINAL SOUND TRACK
いつ出るんだ・・・とサントラファンをヤキモキさせたであろう盤がやっと。2枚組ピクチャーレーベル仕様。CDジャケットのキャラ、アキラが「待たせたな」と言っているように見える笑。
内容的にはVF5に登場するキャラクター(デュラル含む)BGMをVF5からファイナルショウダウンまで3パターンづつ収めている。他、キャラセレクト画面など。
格ゲーサントラに良くあるSE集は残念ながら有りません・・・。良くわからないが光吉氏(と思しき)ヴォーカル曲「愛は潰えない」も収録。全72曲。
お勧め層は当然ながらVF5プレイヤーでしょうか。普段アミューズメントセンター等でプレイしていても有線音楽や館内放送などでまともに聴こえない、しかも場合によっては秒殺ラウンドでワンループも聴かないなんて事がザラですからね笑。このキャラのBGMってこんなだったのか、と発見がある事でしょう。
特にゲームのプレイヤーで無くてもお勧めできる点として、内容的にいわゆるゲームサウンドってのを意識しない創り込みなので聴き入れるポイントが多いところもあるかと。
VF5無印は有る程度キャラクター・ステージイメージに沿った創りですが、Rからはがらりと一変してギターロックサウンドへ進化、FSでその完成系となっています。ズブズビ言ってます笑。ここは結構格好良くアレンジも決まっていると思います。ジャッキーステージなんかはバンド演奏が見えた気がします笑。
そういう趣向が、ある種、VFプレイヤー層、ゲームのストイック性、ゲーム展開の高速性をイメージさせるものとなっており、3D格闘アクションのアグレッシブな印象を与えてくれます。なので、一部有る意味ギターアルバムとしても聴ける。
パッケージングは、ライナーノーツとかキャラ画とか一切無い無骨なものですが、それもストイックなVFっぽくて個人的には好感。
収録に関しては、概ね2分前後、ワンループしたりしなかったり、ごく一部微妙な曲もありますが、通して聴けば統一感が出ていてサントラとしては秀逸。
サウンドは、VF5の基盤は5.1chですが、CDの方は普通のステレオ。音圧どうとか、リマスターは如何・・・等そのあたり拘らなければ、全然聴けます。
VFを知らなくても、サントラファンならお勧め。激しいギターサウンドは恰好良い。
ゲームのサントラ、ましてやアーケードなので、おそらくは出荷枚数もそんなに多くないと思いますので、ファンは市場に有るうちにどうぞ。
バーチャファイター5 Live Arena
ゲームマニアではない普通の趣味の友人知人に体験版を遊んでもらった所、綺麗な画質でサラなどの美形キャラがスムーズに動かせる所が好評でした。パンチ、キック連打の組み合わせでもある程度の技が出せ、ヒットした時の効果音も壮快な様で、こちらが止めなければずっと遊んでいるという人が多かったです。意外に女性にも受けが良いです。
光源処理、肌、衣服の質感などの細かい所までしっかりと作り込まれている所は、3DCG技術に詳しくない人でも目がいくようで、ひょっとしてSEGAって凄いの?という言葉も聞きました。昔からSEGAは凄いと思いますが。360への移植を行った部署も素晴らしい仕事をしたのではないかと思います。
製品版でオンライン対戦もしましたが、中、上級プレイヤーでなければ、タイムラグという言葉は無意味という所でしょうか。まだ海外の方とは対戦していませんが、数時間国内の方と対戦した現時点で違和感を感じた事は一度もなかったです。表示されるオブジェクトがほぼ一定だからという事もあるのかもしれませんが、よくこんなものがオン対戦でまともに動くなというのが正直な所です。
個人的には、各キャラクターの外見を余す所なくチェック出来るウォッチモードがあれば良かったと思います。Oh!X読者の方にはおなじみの某氏のコラムでも解説されている、VF5特有の各種画像処理をじっくり見てみたい方も多いと思います。デバッグモード的な感じになるのかもしれませんが、今後のアップデートで是非とも搭載してもらいたい機能の一つです。
THE POWER SOURCE
初めてCD入れて聞いた、一曲目イントロのイカれ具合にぶっ飛びました。これは凄いと。キャンパスから飛び出し、心地よくジュディマリワールドへ誘ってくれる。バンド自体脂ののってる時期だったのかな?勢いが感じられる。ギターのタクヤという人のメロディセンスに脱帽です。個人的ミラクルダイビングが★五つなんで、四つ。
バーチャファイター5 コンプリートガイド for PLAYSTATION3 (BOOKS for PLAYSTATION3)
巷ではVF5Rもver.Cになるというのに未だに家でVF5をやっています。
VF5はVF4と違いトレーニングモードが充実していないため購入しました。
ぱっと見で一人一人のキャラクターに関する情報が少ないように感じましたが、技の解説は充実していて意外に使えます。