Odds GP!(6) (アクションコミックス)
相変わらず面白いです。
お金を払う価値は十分にあります。
Odds GP!の6巻からいきなり買う人はいないでしょうから、ちょっと横道にそれた話をすると…
これだけ壮大なスケールで自転車競技に関するドラマを描こうとする作品ですから、どうしても作者の名作「BB」と比較したくなってしまいます。「BB」の場合は森山仁という最後の目標がはっきりとストーリーの随所に顔を出して対決への期待を盛り上げてくれました。
しかしOddsやOdds GP!では宿命のライバルである藤沢悠の影が薄いというか…何がなんでも戦わなければならない「ライバル」という感じを受けません。
今回は「BB」と違ってストーリー終盤まで真のライバルの存在感を薄くしているのでしょうか?
まぁ、寒川だ和尚だシーサーだと競輪で出会ったキャラがあまり魅力的すぎるというのあるんですが、もう少し藤沢悠という人間について知りたいのも事実です。