リアル 10 (ヤングジャンプコミックス)
まだ始まりにすぎないんだよなって思わせてくれる漫画。
10巻になり三者とも大きく変化してきているはずなのに。
例え野宮がプロになっても、戸川とタイガースが大会に優勝しても、高橋が車イスバスケに希望を見いだしても。
結局はそれらはゴールじゃなくまだ始まりでしかない。
物語が今全体の何割目に差し掛かっているかはわからないけど、この漫画は完結してもまだ起承転結の起にあるような感覚を読者に与えてくれそう。
また来年が楽しみです。
君の会社は五年後あるか? 最も優秀な人材が興奮する組織とは (角川oneテーマ21)
「君の会社は5年後あるか?」という書名からはすこしわかりにくいが、
組織戦略、特に「人材」が中心テーマの経営者本である。
読みながら、もし自分が学生や社会人一年生の頃に
この本に出会っていたら…と想像してしまった。
このワークスという会社で働きたい!と思えるだろうか。
たしかに魅力的な会社なのだが、この本を読むかぎり、
入社を躊躇するような、圧倒されるような会社なのである。
「優秀な人材だけを集める」というのが、本当に可能なのか?
80対20の法則(パレートの法則)は一体どこに行った?
そんな疑問をもちつつも、「すごい会社だ」と思いながら一気に読んだ。
著者の牧野さんだけじゃなくて、ワークス社員の文章なんかも途中で入っていて、
そういう意味で工夫がされていたし、とても読みやすい。
再現性がどこまであるかわからないが、
ビジネスマン・ほかの企業が学べるところも多い。
いろいろと考えさせられるビジネス書だった。