Dance [DVD] [Import]
MTVアンプラグドということもあり、下手な映像的演出は一切なく、ライブの様子をきちんと表現してくれています。
CDも出ていますが、映像で見たほうが臨場感がありますので、是非、ご覧下さい。
リンジーがソロで演奏し歌う「Big Love」は鬼気迫るとさえ言っていい演奏です(このときだけは、会場が静まり返っています)。
Rising Force
「Lars Johann Yngwie Malmsteen」は63年、スウェーデンはストックホルムに生まれる。幼少時からピアノとトランペットのレッスンを受けるが長続きせず、7才の時にジミ・ヘンドリックスの死をテレビで見てギターを志す。10才でパープルを弾きこなし、リッチー・ブラックモアから多大な影響を受け、バッハやヴィヴァルディといったバロック音楽にも興味を示し、パガニーニを崇拝するようになる。地元でバンド活動を続けるがスウェーデンの音楽状況に限界を感じる。19才の時に「ギタープレイヤー」誌に送ったデモテープがマイク・ヴァーニーの耳に留まり、LAに移住してスティーラーに参加し82年にアルバムをリリース。大人気を博すがさっさと脱退し、グラハム・ボネット率いるアルカトラスに参加する。2枚のアルバムを残してけんか別れするが、ギタリストとしての名声を一気に上げる。84年に1stソロである「Rising Force」をリリース。
本作はインストルメンタルが中心で、歌モノは8曲中2曲のみだ。スタイルは、後に「ネオ・クラシカル」と呼ばれるようになる「ロックによるクラシックの表現」だそうだ。リッチー・ブラックモアのスタイルを発展させた感じで、ギタープレイはメロディック・マイナーを多用し、スイープ奏法を活用した高速フレージングが特徴である。このスタイルは、トニー・マカパインやヴィニー・ムーアなど多くのフォロワーを生んだ。ギタリスト必聴のアルバムである。
曲はいわゆる様式美で、ドラマチックな曲作りにはキーボーディストであるヤンス・ヨハンソンの貢献が大きい。良質のロック・インスト・アルバムとなっている。ギタリストとしての名声は高く、日本でのセールスは好調だが、アメリカで売れないことのジレンマは大きいようだ。
でも、ギター・ヒーローがでぶなのはやだな。
レッド・ゾーン 〜Masahiro Sayama and his Red Zone〜
現在の日本ジャズの若い世代を知るには格好のアルバムかと思う。私も寺久保エレナの名にひかれて購入したが、聴いてみればサックスのみならず、ギター、ベース、ドラムス、皆とても良いプレイだ。私のパソコンの貧しい音質でネット上の試聴をしてもこれはわからなかった。寺久保についていえば、とても自由奔放で、あるいは"NORTH BIRD"以上に「天才」を感じさせるプレイ。佐山さんは大昔向井滋春グループにおられた時偶然ライブで聴いたのが個人的には唯一の経験だったが、相変わらずテクニックと趣味のバランスがよくとれて、いい曲をたくさん提供しており、このようなアルバムを作るには最適の人かなと思った。ともあれ、改めて年令も性別も関係ない、ジャズとは楽しい音楽だとつくづく感じた、というのが最大の感想。
Plans
シアトル、ベリンガム出身の泣きメロバンド、dcfcの5th album。
メジャー移籍してAtlanticからのリリースだけど、lpはやっぱbarsukから、47枚目のリリース。
もうドキドキのサウンド、胸キュンメロディーの雨嵐。
いつもどおりの優しいbenの声や感情的なギタ、ピアノ。それをしっかりと支えるベスとドラムによるリヅム隊。さすがです。
アルバム全体的にはちょっと落ち着いてしまったかなって印象を受けるし、前の作品を超えてはいないなぁと思うけど、相変わらず捨て曲はない。
いつかのcookie sceneでの(多分3rd albumの頃の)インタビューでも受けた印象なんだけど、やっぱりbenていうヒトが優しすぎる。
そのインタビューを読んでイノセンスをすごく感じた。自分はそんな感じの人がつくったような作品にめっぽう弱い。
best truckはm-4かな。お気にはm-2,8,9,10,11。