ドラマCD ひぐらしのなく頃に 綿流し編
個人的に、ひぐらしのメディアミックスにおけるクオリティの高さは、ドラマCD>コミックス>アニメ、の順だと思っています。
そしてこの、『綿流し編』のドラマCD。
4枚組という気合の入ったボリューム(まぁ、出来る限り原作に忠実にいこうと思えばこうなるのでしょうけれど)(そしてそれでも、もちろんのこと内容量は原作には遠く及んでいませんが、その代わり途中のぐだぐだ感も無く、すっきり纏まっているかと)はもちろんのこと、前作に引き続き、豪華声優陣による熱の入った力演がとにかく素晴らしい!
特にこの『綿流し編』は2作目ということで、前作『鬼隠し編』ではまだちょーっと役作りがはっきりと定まりきっていないのかなぁ、という感じを受けてしまったキャラ(わたしは特に、圭一と梨花についてそう感じました)も、しっかり安定していて、とても良かったです。
アニメと同じ声優陣なので、興味のある方は聴いてみて損は無いかと。きっと、アニメ以上の緊迫感を味わえること、うけあいです。
個人的に、アニメのほうでは見られなかった、最終トラックの狂気は、一聴の価値(って言葉は無いけど)あり、ですよ。
[同人PCソフト]ひぐらしのなく頃に -鬼隠し、綿流し、祟殺し、暇潰し編-
田舎の山間にある雛見沢村を舞台に、そこで起きる連続怪死事件の謎を描いた『ひぐらしのなく頃に』。
出題編となる第一話から第四話まで収録されています。
「惨劇に挑め」をキャッチフレーズにしており、物語の登場人物だけでなくプレイヤー自身もこの物語の謎に挑めるような作りになっています。
何を推理するのかすら提示しておらず、どうやって挑むのかもプレイヤーの自由。
豊富な推理要素による懐の深さはひぐらしの大きな特徴と言えます。
難易度も充分過ぎる程に高く、例えば第一話の鬼隠し編の正答率は僅か1%と言われております。
ヒントは作中で無数に散りばめられているのでキャラの言動だけでなく世界観や設定にも気を配って読むと突破口が開けるかもしれません。
和風ホラーやミステリーの要素を含んでおりますがそれだけが全てではありません。
詳しい事は解答編で明らかになりますが、ただのホラーやただのミステリーで片付けられない展開が待っています。
キャラクターグラフィックは良く言えば個性的、悪く言えば下手と言う評価が多いです。
しかし恐怖シーンではその空気とはミスマッチなシュールさが逆に怖さを引き立てており、キャラが豹変する時のインパクトは絶大です。
このシリーズの最大の特徴はプレイしている間は勿論楽しいですが、プレイ後に推理したり、誰かと内容について語り合ったりして楽しむのを意図して制作されている所です。
出題編が終わったらすぐに解答編を始めるのではなく自分自身で推理して是非謎に挑んでみて下さい。
サウンドノベルという枠で終わるか『ひぐらしのなく頃に』という新たなエンターテイメント作品になるかはプレイヤー次第です。
ひぐらしのなく頃に 綿流し編(1) (ガンガンWINGコミックス)
同社の「鬼隠し編」とともに購入したのですが……
絵は女の私から言わせてもらうと……
若干……ですが、男性向けですね(展開にも一部そっち方面なネタ有り)
しかしキャラの多彩な表情や豹変ぶりには正直感服しました。
……ただ「鬼隠し」と比べると展開も遅く、「ひぐらし」の売りである、間接的な恐怖が薄かったですね……次巻で最終回というのも気になりますが………原作の通り「悪質」なモノを期待します。
これを買おうか未だ検討中の方は2巻が出てから、全巻一気に購入、読んだほうがいいと思います。
ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編 2 (ガンガンコミックス)
雛見沢村の闇に紛れた「ある事件」の真相をを追う圭一。
それと同時に彼の身の回りで異変が起こり始めます。
親しかった友達の豹変。周囲の視線。
多くの偶然と言葉に翻弄され、疑心暗鬼に苛まれた圭一。
そんな彼の元にクラスメイトがやって来て……
人が一度は感じたことのある「疑心暗鬼」の感情。
それがこの2巻には多く現れています。
疑心暗鬼の果てに圭一がたどり着いた結果は
あの見開きページに集約されています。
今回の「鬼隠し編」は多くの謎や複線を残して終わります。
何故、この様な結果を招いたのか?真相は何なのか?
それらの部分に関してはこの話の解答編となる
「罪滅し編」に期待をしたいと思います。
ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編(1) (ガンガンコミックス)
最初に知ったのはガンガン本誌の予告であり、私はその時「ひぐらし」の存在を知りましたが、…………まさかこんなに怖いとは……
正直、この「ひぐらし」の「怖い」というのは俗にホラーゲーム等の直接的な恐怖ではなく、「間接的」なじわじわとした恐怖であることを知りました。
最初は萌え〜やほのぼの、またラブコメちっくだったりと、「あれ?噂に聞いていたより怖くねぇじゃん!」と、ぺらぺらと読んでいくと……………
あれ?と思い、さらに読み進むと、
……………これが恐怖か…と思いました。
一見、平和的なみんなとの楽しい日常……それがある一つの出来事で、恐怖に侵食されます。
知らず知らずのうちに、じわじわと塗りか得られていく恐怖には正直肝が冷えます。
また、ついこの間原作ゲームを購入したのですが、多少削られたシーン等がありますね。しかし原作はやり甲斐有りです!!………購入前に気になってネタバレサイトに行かないように……恐怖半減しますから…(汗)