“食の安全”はどこまで信用できるのか―現場から見た品質管理の真実 (アスキー新書 053)
“食の安全” にかかわる新書はほかにもあるが,これはもっともあたらしい 1 冊である.最近は中国ばかりに目がいっているが,この本は日本こそ問題だということを指摘している.そのひとつは工場監査の際に不正の兆候がみのがされていることの指摘である: 「監査者が自分の頭の中で監査する範囲を決めてしまっていた [...] ミートホープの冷凍庫,冷蔵庫の中に豚の心臓があっても,自分の仕入れ商品と違うので問題視しなかったのです」.大前研一がある著書のなかでコンサルタントはどんな些細な兆候もみのがさないことが大事だということを指摘しているが,食品工場の監査もおなじだといってよいのだろう.
交渉力のススメ VOL.2 ~営業が楽しくなる! 敵を味方にする方法~ [DVD]
1を買って、思ってた以上に効果があったので、パート2も購入してみました。
営業関係の本は結構読んでいたのですが、これは、これで面白かったです。
ドラマチックなセリフが多いので、まだ実際に使うのが恥ずかしいのですが
前回同様、セリフが入った付属のCDを聞きまくって、自分の中に入れ込もうと思います。
あと、営業系の映像は結構飽きちゃう方なんですが、
DSみたいな、ゲームみたいなかんじで、話が進んでいくので
楽しめました。あと、ジャケットの絵みたいなキャラが途中でちょこちょこでてくるので、それが、可愛かったです。
交渉力のススメ VOL.1 ~となりの人より上司・部下に好かれる方法~ [DVD]
毎日ねちねちイヤミを言ってくる上司がいて
めんどくさいから転職したかったのですが
不景気だし、悩んでました。
そんな時、正直半信半疑で見てみたのですが
これが、ききました!
相手をタイプ別にわける。というメニューがあり、その相手のタイプ別に対処法があったので、上司=ブランドに当てはめてみたら、ピッタリ正解だったようで。。
部下の教育編もあったので、問題児のゆとり君で試してみます。
あ、あと付録のCDも良かったです。
アイポッドに入れて、毎日電車の中でセリフを聞きまくったら
恥ずかしい気持ちも薄れ、覚えたセリフを自然に言えました。
これで、査定がよくなれば、万々歳なんですけどねー。
転職はもうちょっと待ってみようかなーって気持ちになれたのが
一番の収穫だったかもしれません。
お母さんのための放射線防護知識―チェルノブイリ事故20年間の調査でわかったこと (高田純の放射線防護学入門シリーズ)
原発のある県に住む主婦で、漠然と不安をもっていました。しかし事故への先入観が全く間違いであることが、本書で気づかされました。眼からウロコが取れた思いです。
15歳からのファイナンス理論入門―桃太郎はなぜ、犬、猿、キジを仲間にしたのか?
ファイナンス理論は投資のためだけのものと考えがちである。しかし本書の国語や社会(サスガに15歳のための教科書)の授業で述べているように、これは世の中を生きていくための理論といえる。
たとえば社会科で「欧米が世界の中心になれた理由」という問いが出てくる。答えは「彼らが不確実との付き合いが上手で、リスクを避けるための株式会社、保険、三権分立を生み、社会の発展の原動力にした」からである。つまり欧米のリスク分散の考えは投資の枠を超え、政治経済の発展に役立ったのである。
結局、本書は投資だけの本ではない。これからの不確実な時代にリスク分散で生き抜く術を身につけるための本である。