家族のたからもの―夫・カンニング中島が遺した最期の日記
急性リンパ性白血病のためお亡くなりになったカンニング中島さんのおよそ2年間に渡る闘病日記を元にまとめられた1冊です。日記だけでは分からない様子を奥様がエピソードとして加筆している。この2年間の闘病日記は辛い時、体調が思わしくない時、いつでも前向きに書かれている。
中島さんの回復を祈り毎日のように病院に見舞いに来る家族、芸人の相方竹山さん、後輩芸人たちのためにも回復しなければいけないという気持ちが日記のいたるところに見られる。家族、友人たちの存在を心の支えとし最後まで病魔と闘い続ける。回復することはできませんでしたが、最後の闘いの姿はは家族、仲間たちの心の中に永遠にいき続けていくのだと思います。
なくもんか 通常版 [DVD]
にぎやかな作品ではあるが、うるさくはない。
ちょっとズレたら「悪ふざけ」になりそうだが、この作品にはそれがない。
面白い。
楽しい。
そして哀しい。
ホロリとさせる部分に「ホロリとさせよう」という卑しい計算がない。
否、計算してあるのだろう、当然、だけど煩わしくなく、心にぐっとくる。
ドタバタ喜劇は嫌いだが、これは一気に時間を忘れてみた。
いしだあゆみの壊れたおばあさんが可愛らしい。
どこまでも暑苦しくアップになる阿部サダヲは先にも書いたが、にぎやかだが、煩くないのである。
それを受ける瑛太も竹内結子も、派手に騒がないのに、画面の中に存在感が半端ない。
出演者、皆がそれぞれ「持っている」人たちなのだろう。
「秘伝のソース」が実は・・・という件は、腹がよじれるほど可笑しく、そして哀しい。
この映画を見て、無性にハムカツが食べたくなって、ハムを買って来て、自分で揚げてみた。
食べながら思った。
「この映画こそハムカツ」。
高い料理じゃない。
「食通」とはほど遠い食べ物だが、ベタベタとソースをつけて下品にかぶりついたら、ウマいのだ。
すました顔して額に皺をよせてみる「ご高尚な映画」なんかより、はるかに人をよろこばせる力を持っていると思う。
GO!GO!アッキーナ 上ノ巻 [DVD]
テレビ東京にて2008/7/1〜2008/9/30に放送された同名番組のDVD版!
12人の放送作家が12通りのアッキーナを撮りおろす!
特にオススメは「カフェ・ド・アッキーナ」
”甘えん坊アッキーナ”、”ギャルアッキーナ”など色んなアッキーナが盛り沢山!
特に”ブチギレアッキーナ”は必見!
DVD特典の”お姉さんアッキーナ”も見逃せない!
カンニングのヘイ・ユウ・ブルース
買っちゃいました。カンニングの「ヘイ・ユー・ブルース」。ジャジーなサウンドに乗って、(おそらく)アドリヴで切れまくる竹山、イイです。1曲目、2曲目とも、内容や語尾が滅茶苦茶だったりするのですが、時折炸裂するフレーズの切れ、最高です。誰かに怒っているように見えて、実際は自虐、という身を削った芸風が好きです。
それから福岡に住んでいたことのある人間として思うのですが、彼の博多弁はリアルです。例えば武田鉄矢のように、芸としてのわざとらしさや臭みを感じない。博多弁と縁のある方、ない方、があの切れる時のトーンをどういう風にとらえているか、とても興味があります。