ONE-Venus of Rock-(初回限定盤)(DVD付)
前進を続けるアルフィーの現在を詰め込んだアルバムです。
日本語表現が小説のようでとても綺麗。
ロックの中にほんのりと文学の香りがします。
そろそろビートボーイズのような華やかで呑気に明るい
「団塊世代のフォーク系」
「グループサウンズ系」
「70〜80年代歌謡曲系」
なアルバムも聞いてみたいのですが。
ファンの方々どうですか?
ONE-Venus of Rock-
東芝EMIに移籍してから5枚目のオリジナルアルバムです。(ミニアルバム含まず) バラードは全てシングルで発表された曲なので書き下ろし7曲は全てロックナンバーです。今回のアルバムは歌詞にも注目してほしい。高見沢氏、結構頑張ってます。(笑) 特に8曲目(Shout)は面白い感じになってます。(メトロに乗ってメタルを聴いてみよう)…何のこっちゃ(笑)7曲目は桜井さん声を張り上げております。20年前なら倒れてるでしょう(笑)。せっかくいいアルバム作って3つのバージョンを出したんだからせめて1曲でいいからそれぞれに違うボーナストラックを収録しても良かったと思うんですが皆さんいかがでしょうか?
ONE-Venus of Rock-(初回限定盤)(でかジャケ)
白状してしまうと、最近のオリジナル・アルバムは購入はするものの2〜3回くらいしか聴いていませんでした。
中学時代にアルフィーを聴き始めて、メロディーの覚えやすさ、胸に響く歌詞、美しいコーラス・アレンジに夢中にさせられたものの、
最近の曲はどこか単調でどれもどこかで聴いた曲のような感じがしていました。
アルフィーほどのベテランになれば曲調がマンネリになるのも仕方はないことですが、新譜を心待ちにするほど夢中にさせてくれた
80年代のアルフィーをどこか懐かしく感じていました。
単なる惰性で購入してしまったアルバムですが、数曲なかなか良いのでは?と思う曲に出会うことができました。
上戸彩に提供した曲のセルフ・カバー「夢のチカラ'06」の詩・メロディーに自分が夢中になって聴いた頃のアルフィーのかけらを感じました。
「100億のLove Story」は既発のシングルのアルバム・ミックスですが、アルバムの流れの中で、この位置で聴くと
詩がとても素晴らしいことに改めて気付かされ、まるで純愛映画のエンディングを見たかの如く感動してしまいました。
この2曲はとても気に入っています。
ただ、全体的にアレンジが単調というか、予定調和な気がするかなぁ。
それがアルフィーのトレード・マークなのかもしれませんが。
もっと幸ちゃんの職人的なアコースティック・ギターを聴きたいものです。
アルフィーを他のロック・バンドと異なる存在にさせている要素の一つは、幸ちゃんのアコギだと思っているものですから。
ここ数枚のアルフィーのやや単調な疾走系曲に辟易していた私のようなリスナーにもお奨めできそうです。
30年以上も活動を続けていれば、詩やメロディー、アレンジが過去の曲に似通ってきてしまうのは仕方がないことと思います。
しかし、アルフィーがもう一花咲かせたいと思うなら、他のアーティストとのコラボレーションや外部のプロデューサーと組む等して、
曲やアレンジのマンネリ打破が必要な気がするのですが。
次作には個人的にはライブで拳を振り上げなくても済むような、大人の鑑賞に堪えうるアコースティックな面を前に出した
アルバムを作って欲しいなぁ。