レ・ミゼラブル 全4冊 (岩波文庫)
「この物語に登場するのは人間ではない。神だ」とはこの小説に対するとある論評だ。
しかし、私は信じたい。私たち、ただの人間にもジャンバルジャンのような高潔で勇敢な精神があることを。
そして、そうであるならば不親切と無関心、退屈と憂うつが支配するこの社会もまだ変えていくことができるはずだと。
ジャン・クリストフ 3 改訂 (岩波文庫 赤 555-3)
正確には私が読んだのは、家の片隅に埃まみれになっていた筑摩書房出版の本なのですが、訳者が同じ豊島氏であるため、ほぼ同じ内容であると信じてレビューを書かせてもらいます。
初めてこの本を読んだのは高校2年の頃で、途中何度も挫折しながら、夏休み丸々かけてなんとか読み終えることができました。
正直、あまり興味のない細かな描写に戸惑ったり、慣れない登場人物の名前について行けなくなることありました。しかし、あれから10年以上経ちますが、これ以上の本に出会ったことがありません。
おおよそ人生で直面するありとあらゆる出来事が凝縮しているので、人生の岐路に立つ度に、該当する個所をつまみ読みし、参考にしてきました。個人的には、無理をしてでも是非若い人に読んでもらいたい?品です。
レ・ミゼラブル〈2〉 (岩波文庫)
人生皆一度は読むべき本の一冊であると言っても過言ではないほどの、名作であると思います。心の隅に眠っている感情を呼び起こし、愛というものを真剣に考えさせられます。人生観が変わります。
涙を流したい、と言う人にはお勧めです。