青天白日
新進気鋭の写真家の手になる写真とのコラボレーションとしても
楽しめます。
非常に不思議な内容を事実そのままに記載なさっておいでで言葉
に対する感性はさすがとうならされました。
「私は苦しんでいる、言葉にできないくらい」
と、ソレすらも言葉にしなければ伝わらない私たちの生活の中で
言葉にならないもの、言葉にできないものをすら言葉に表現しよう
と続けた苦闘が、いつしか純粋な喜びにかわっていく過程が鮮やか
です。
時に強引すぎるほどの関連づけすら作者のもつ「物語」性の発露と
して楽しく拝見させていただきました。
もし芸術家が「神」を感じ、それを表現できたなら世界はどれほど
色鮮やかに美しく輝くでしょうか。
もし人が「神は私の中にある」「私が(あなたが)最初から神そ
のものだったのだ」と表現できたなら、世界はどれほど豊かになる
でしょう。
稀有な記録として、ぜひおすすめします。