どこかで聴いたクラシック クラシック・ベスト101
曲目は、ほぼすべて聞いたことのある曲で、最高のCDである。
しかし音のほうは、ノイズがひどいものも結構ある。また最初の演奏の音がすごく小さかったり、後の音がすごく大きかったりする。1曲の中で、ボリュームの調整をしないといけないのは面倒である。
アナログ時代に録音したものなのでしかたないのかもしれないが。その頃の音が好きな人にはおすすめ。
3001年終局への旅 (ハヤカワ文庫SF)
3001年終局への旅 アーサー・C. クラーク著は、『2001年』以来の連作?の終章とも、言える作品だ。
私のこの本における、関心事は、人間とITとの係わりである。
全人類の総番号による管理の避けられない、合理性をA・C・クラークはさり気無く書いている。
そして、その管理を受けての、都市を離れて暮らす自由?人の存在をも書いている。
コンピュータに対する人間の、独創性を、つまり人間の精神の、考えの自由さを書いている。
スリランカに住み、宇宙の果てまで、自分の思考を広げた作家A・C・クラークは、今、スターチャイルドとして、地球を見ている。
それは、確信? 願い? 希望?・・・・あなたは、どう読み取るか?
2010年 [Blu-ray]
名作「2001年宇宙の旅」でありながらテイストが全く違う作品。
2001年が映像でストーリーを語っていくのに対して、2010は明快に台詞を多様しています。
これは原作を読めば理解できると思いますが、映像だけでは伝わらない部分が多いことと、無駄に難解になることを避けるため(興行的な成功を優先??)でしょうね。
作品としては素晴らしい出来で、ロイ・シャイダーをはじめ俳優人の演技も素晴らしい。何よりボウマン船長が2001と同じ年格好で出てきたのには驚きです。
本来なら星5つの作品なのですが、吹き替え音声で視聴すると、英語音声になってしまうところがかなりあります。サポートに連絡したところ「パッケージの裏に書かれているとおり仕様になっています」とのこと。
なるほどパッケージ裏を見てみると「※日本語音声で本編を再生時に、音声素材の都合上、一部オリジナル音声に切り替わるところがあります。」と書かれていました。
通販で購入する場合はこのような情報を知ることはないので、このようなトラブルを避けられないでしょう。
音声素材の都合って何なのでしょう? 個人的には羽佐間道夫さんのロイ・シャイダーは大好きですのでとても残念でした。
映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで (映画秘宝COLLECTION)
レビューを見て、半信半疑で買ってみた。確かに「よくわからない映画」と思っていた作品がより深く理解できるようになったし、また自分の理解が間違いだというのがわかった部分も多かった。非常に有名な古典的名作ばかりが対象なのも良かった。
決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)
この小説版を読んでつくづく思ったのが、自らの想像力の低さと、文章から思い描く為の知識が不足している事でしょうか。
映画ではストーリーはなにかと端折られ、ナレーション一つ無い(意図的にカットされた)故に難解なモノとなってはいる。
というか、映画から、小説に書かれた解説を導き出すのは99%不可能でしょう。
しかしながら小説を読んだ後に映画を観ると、小説では満足に思い描けなった部分が想像を遥かに超えるレベルで映し出され、映画が如何に優れていたかと再認識しました。
また、映像化が難しい部分はバッサリ省いてしまうという、その思いっきりの良さも素晴らしいかと思う。
客観的視点故か、喜怒哀楽といった感情を起こさせる事は然程なく、感動するような小説じゃありませんが、映画でのモヤモヤが解消されたので良かったです。
ただ同時に、映画ので神秘性が一気に失せてしまったのも事実ですが。