アメリカン・ビューティー [DVD]
皮肉な優しさにあふれる映画です。
おとうさんはもう仕事にあきあきしています。
おかあさんは人生の成功を望みすぎるあまり,かなり不自然です。
娘はいらいらしっぱなしの毎日です。
それはぎりぎりの平衡の中の平穏な日々。
そのぎりぎりは少しのゆさぶりでいとも容易く,崩れていきます。
アメリカンビューティーは深紅のバラの品種です。
見る者に「あなたにはアメリカの美が見つかりましたか」と問いかける映画でした。
クラシカル・ビューティー
「クラシック音楽」という一般的に理解されている範囲だけでなく、映画のメイン・テーマや最近のクラシック・テイストの曲から集めたコンプリート盤で、よくある編集物とは一線を画すような選曲でした。
ジョーン・サザーランド(S)とジャーヌ・ベルビエ(MS)によるドリープ作曲の「花の二重唱」の美しさは、格別でした。「ベルカントの女王」と呼ばれたジョーン・サザーランドの美声が聞き物です。
ドビュッシーの「月の光」、 サティの「ジムノペディ第1番」、 マスネの「タイスの瞑想曲」、イ・ムジチ合奏団による「 パッヘルベルのカノン」、オルフェウス室内管弦楽団によるバッハの「 G線上のアリア」等は定番の選曲ですね。
意外な所では、 ナナ・ムスクーリが歌うグノー作曲の「アヴェ・マリア」が従来のクラシック歌手の発声とは一味違い、とても親近感を持ちました。こぶしのようなヴィブラートが聴きなれた曲に新しい息吹を注ぎ込んだようです。
サラ・ブライトマンが歌うロイド・ウェッバー作曲の「「ピエ・イエス( レクイエム)」はいつ聞いても穏やかな気分をもたらしてくれます。敬虔さに満ち溢れ、エレガントな雰囲気を持ちノン・ヴィブラートの「天使の声」はまさしく癒しそのものです。
久石譲アンサンブルwithバラネスク・カルテットの演奏による「Summer」もいいですね。これは北野武監督作品「菊次郎の夏」のメイン・テーマだったのです。車のCMでお馴染みですから、その出自を知りませんでした。流石に久石譲らしさがふんだんに表れている佳曲でした。
アメリカン・ビューティー (映画で覚える英会話アルク・シネマ・シナリオシリーズ)
映画から英語を学ぶ本を始めて買った。
結果はすごく参考になった。
字幕では、字数の関係や日本ではわかりにくいニュアンスの為改訳されているところもあるが、この本ではその部分をしっかり知ることができるし、
各章毎に出てきたフレーズのなかから重要なものをキーフレーズとしてまとめてあって勉強しやすい。ほかにも主演男優ケビン・スペイシーのこぼれ話のようなものが、ちょこちょこ語句欄のところに出てきたりして楽しめた。
最初の数ページで作品&キャスト紹介がなされているが、そこに監督、脚本家の作品についてのコメントが載っていて作品自体への知識も知ることができた。この作品のファンにはおすすめだと思う。
アメリカン・ビューティー [DVD]
どうして人間は憎みあい、理解しあえないんだろう。一人ひとりは皆純粋な良い人なのに。
ただ気持ちの表し方が上手いかヘタか、我慢強いか弱いか、その違いなんですね。
あと、心理学を学んだ者にとっては、家族歴、生育歴を見る事の大事さに改めて気づかされました。
「いろもの」「キワモノ」だと思って観て、いい意味で裏切られました。