さわるメイドインワリオ
「まわる」はちょっとしか遊んだ事がなく、「あつまれ」はアレはまた特殊な作品なので別として、初代以来の久しぶりにじっくり遊んだメイドインワリオシリーズです。
遊んでみると、正統進化というような類のものではなくシリーズの延長線上にあるイメージ。グラフィックがあまり進歩していないからかな。
初代・まわる・さわるの3作品は、作品を重ねるごとに面白くなっていくというより、操作方法が異なる全くの別物で、ミニゲームが操作別に区分されていると言ったほうがいいかもしれません。
DSのロンチタイトルに相応しい、DSの機能を存分に発揮した本作。特にタッチ機能の活躍場面が多い(「さわる」メイドインワリオなので当たり前か…)。
マイク機能を用いたゲームはそれだけを1つのパートにまとめています。2画面は上画面に情報が載る程度に活躍する事もあれば、全く活用しない事も多々あり。
テンポの良さが魅力のこのシリーズ、本作でも全く失われていません。ちゃちゃっと遊べて単純明快。
不満点は、操作方法別にパートを分けているため、次にどんな操作をするのか分かった状態でゲームが始まり、単調に感じる点。特にマイク機能を用いるステージは単調に感じます。「吹く」「吹かない」しか操作がないですから。
それ以外でも、遊んでいて操作が単調にすぎると感じることはあります。クリアまではすぐですし、気になり始めるとあっという間に飽きてしまうかも。
また、プチゲーム以外にも様々なおまけが用意されています。初代もそうでした。しかし、このおまけが「ピョロT」「トビダセジムシィ」など遊べるものもある一方、一発ネタのような30秒で飽きてしまうものも多数。
それと、不満点ではないですが、けっこう初代と雰囲気が変わってます。
シュールで、ちょっと暗い雰囲気もあった初代に比べ、かなり明るくなったイメージ(ひょっとすると「まわる」からかもしれませんが)。カット&アナステージなどを比べてみるとその違いが顕著。
そんなに完成度が高いとは思いませんでしたが、個人的にメイドインワリオシリーズで一番好きな「バカっぽいノリ」は本作でも健在だったので満足。
小ネタ好きの人間にはたまりません。「あそこのステージにあんなのあったよな〜」と意気投合してますますニヤリです。絶対楽しみながらゲーム作ってるでしょ!と言いたくなる。
下に挙げるものもほんの一例
散々トイレットペーパーを使わせておいて「資源を大切に」…?
マイクを調子に乗って吹きまくっていたら「フ〜するな」…?
花占いの昭和の少女漫画を彷彿させる一枚絵は一体…?
マニキュアを塗る手にやたらとシワが多いと思ったらジイさん現る…!?
さらにちらほらとヨ○様の姿が見える……のは気のせいか…!?
初代のノリ、いまだ健在。
まわるメイドインワリオ (ワンダーライフスペシャル―任天堂公式ガイドブック)
ゲーム機本体を傾けて操作する一風変わったゲーム「まわるメイドインワリオ」の公式ガイド。
元のゲーム自体が操作の簡単なプチゲームの集まりなので、わざわざ攻略本が必要か?などと思ってましたが、なかなか上手くクリアできないゲームがある時に重宝します。
たくさんのプチゲームをキャラクター毎にまとめ、ルール、操作法、クリアのためのポイントを解説。プチゲームの合間にもらえるおまけ”ガチャコロン”の取得条件も載っている上、”ガチャコロン”で手に入れるプチゲームの攻略法まで載っています。
また、攻略ページの間のコラムには小ネタがあったり、『こちら★モナピザ』の歌詞も載っていたりするので、このゲーム自体が好きな方にもオススメです。