ブリティッシュ・ロック・ヴュージアム Vol.1 GOLDEN ERA OF BRITISH BEAT 1 [DVD]
ドイツで放送されていた音楽番組『Beat! Beat! Beat!』で放送された1960年代の英国のロック・バンドの演奏を収録した映像集。
『Viewseum』というのは造語なんでしょうが、まさにロックの博物館と呼ぶにふさわしい貴重な映像が多数収録されています。
自分では1960年代のバンドの映像はそれなりに見てきたと思っているのですが、このDVDに収録されている映像のほとんどが初見のものでした。
また、一部を除いて所謂口パクではなく実際に演奏している映像であるというのも、また嬉しいかぎりです。
もっとも、音源は別に録音して映像はそれに合わせているという可能性もありますが、それでもレコード音源と異なるLive音源であることには間違いありません。
第1巻にはジミー・ペイジ在籍時のヤードバーズやスモール・フェイセズやアニマルズといったメジャーどころから、後にディープ・パープルに加入するイアン・ギランやロジャー・グロヴァーが在籍していたエピソード6やケイシー・ジョーンズ&ザ・ガバナーズといった滅多にお目にかからないようなバンドまで、12組のミュージシャンによる33曲の演奏が収録されています。
Very Best of
『雨に濡れた朝』をふと口ずさんだ時、このCDを持っていないことに気づき購入しました。
この曲はもちろん、他の曲も秀逸です。現在は改宗・改名してしまったようですが、彼の歌声は永遠に残すべきでしょう。
MAJIKAT ~アース・ツアー 1976 [DVD]
30年も前からのCatStevensのファンです。これまで、意外と映像の供給が少なかったのは円熟時に引退してしまったためなのか?NHKでのライブ映像を見ただけだったので待ちに待った待望のDVDでした。ライブは非常にリラックスした感じで始まりましたが、終盤に進んでいくにしたがって一寸雲行きが....このツアーを最後に引退したようですが、マイクセッティングにぶちぎれたり、脈絡のないMCが有ったりと、この時期のCatの心理状態が垣間見えるのがとても興味深かったです。ただし、相棒のアランとは信頼関係も厚いのだなと思わせる場面もあったりしました。演奏は本当に楽しそうで、自分のミストーンに苦笑い続けたり、曲の合間のMCも非常に面白く、演奏に関しては十分満足できる内容です。絶対おすすめ!また、インタビューの最後に今後はまた歌うのかな??と思えるメッセージも有ったりで、期待していいのかな??
Tea for the Tillerman
現在ではYusuf Islamとしてイスラム教徒となっているキャット。Small Kindnessの活動が世界的に広がっているようだ。この事実をとってみても彼がいかに人格者であるか、そして彼の精神世界がいかに奥深いかがわかる。このTea for the Tillermanはキャットの2枚目のアルバム、そして出世作でもある。彼が世に知られるようになった多くの名曲が収められている。結核で入院していたキャットが、入院中温めていたすべてを出したともいえる充実したできばえだと思う。押しも押されもせぬ名曲wild world、ピアノの弾き語りによる印象的なバラードsad Lisa、歌詞の奥深さを味わいたいon the road to find out、UFOのことを歌ったというカリプソの流れるようなリズムに乗せて歌われるLonger Boats、もう一つの名曲、父と子の葛藤を歌に託した青春譜father and son、とにかくどれも文句なしのいい歌ぞろいである。ほとんどアコースティックギターとピアノのシンプルな伴奏のフォークソングなので物足りない人もいるだろうが、キャットにはファンキーな面もあり、力強いボーカルはフォークの域をはるかに越えている。冬の夜にボリュームいっぱいにあげてギターの弦一音一音じっくり味わいながら聴くのが通の聴き方だ。人生に悩んでいる人にぜひ聴いてほしい一枚だ。人生変わるよ。