仮面の忍者 赤影 第一部 金目教編 [DVD]
赤影の原作は鉄人28号などで有名な横山光輝氏だ。金目教は甲賀 幻妖斉が作った秘密結社であり、その狙いを知った赤影たちと幻妖斉率いる霞谷七人衆との戦いが演じられる。
横山光輝氏の作品らしく、金目教の本尊金目像がロボットだったり、機械兵器が登場したりと意表をつく展開が楽しい。その分時代考証から逸脱する部分は仕方ないだろう。白影の凧に乗るというアイデアも秀逸でいくつもの名場面を提供する。一方、甲賀 幻妖斉役の天津 敏氏は徹底した悪役を演じており、存在感が素晴らしい。加えて怪しげでおどろおどろしい忍術を操る霞谷七人衆が見ているものをぐいぐい引っ張って行く。子供向けとはいえ、作る側の目線は大人向けの時代劇と変わらないのが嬉しい。第一シリーズとはいえ全力疾走を感じさせる快作だ。
仮面の忍者 赤影 ミュージックファイル
でもね、良いんですよ♪
当時のTVはモノラルだったし、ステレオ放送なんて無かったし、TVだってカラーだったら羨ましがられた時代なんです
そんな当時に作られた曲が、現存してただけでもありがたい…
まぁ欲を言えば、サンダーバードのCDの様に、音質を改善したリマスターにして欲しかったです…
赤影で使用されてた、殆どの曲が収録されてますので、かなり楽しめます。
小川寛興の楽曲は、冬樹亨に代表される上品で繊細な東宝作品と違って、キャプテンウルトラ、ジャイアントロボなどと並び、
後にはキカイダーなどの渡辺宙明を輩出する、ヤクザだった当時の東映のイケイケな雰囲気が味わえます。
東映特撮大全―仮面の忍者赤影・ジャイアントロボ・キャプテンウルトラの世界
ジャイアントロボやキャプテンウルトラについて知りたくて購入しました。 確かに各話、各キャラクターについて事細かに解説してはありました。 でも、あまりにも写真が少ない・・・各キャラクターについて紹介してある記事も、キャラクターの写真ではなく、イラスト中心でした。 カラー写真も、はじめの方に少しあるだけで、これでこの値段は少々高いかなぁ?・・・と思いました。
特撮ソング史(ヒストリー)I
同時発売されたアニメソング史のほうがイマイチの選曲だったのに対し、この特撮ソング史は非常に頑張っていると思います
ただしやはり抜け落ちがあります
ファイヤーマン、流星人間ゾーン、アイアンキング、シルバー仮面等が入って無い!・・・これは痛すぎます(特にファイヤーマンとゾーン!)
同じコロムビアから出ている「スーパーヒーロー・クロニクル 特撮ヒーロー主題歌・挿入歌大全集」とどちらを選ぶか思案するところです(音質ではこちら、選曲値段では向こうでしょうか)
この手の特撮系オムニバスアルバムは選曲が全てです
そしてそこには避けて通れない1つの選択があります
それは「ウルトラマン」「仮面ライダー」の2大シリーズをどうするか、という事です
ヒストリーと銘打った以上入れないわけにはいかないでしょうが、この2大シリーズを入れてしまうとその主題歌だけでもCD2枚位は必要になってしまいます
しかし、このようなアルバムを購入しようとするファンなら、この2大シリーズの曲はすでに別のアルバムで持っていて必要ない、という人が結構多いでしょう
それよりも他の作品の曲を入れて欲しい、というのが正直なところではないでしょうか
もちろん「この2大シリーズを外すなんて」とか「持ってないぞ」という人もいらっしゃるでしょうから一概には言えないんですけどね
とはいえ音はなかなか良いですし、選曲もそんなに悪くはありません
こういうの初めて買うよ、って人には充分お勧めできる物だと思いますよ
(^^)
仮面ライダー・仮面の忍者赤影・隠密剣士・・・ 伊上勝評伝 昭和ヒーロー像を作った男
脚本家には一生に書ける台本の定量があるのだろうか。
絶筆は57歳の時に書いた水戸黄門第18部。脚本家伊上勝氏は60歳で亡くなった。
ウルトラマンの脚本家は、金城哲夫、上原正三、市川森一、佐々木守と、有名な人が多いが、
仮面ライダーの伊上勝はそうでもない。その評伝である。その脚本となるのは、
『遊星王子』
『豹(ジャガー)の眼』
『怪傑ハリマオ』
『隠密剣士』
『悪魔くん』
『仮面の忍者 赤影』
『光速エスパー』
『ジャイアントロボ』
『サイボーグ009』
『巨人の星』
『プレイガール』
『彦左と一心太助』
『帰ってきたウルトラマン』
『仮面ライダー』
『超人バロム・1』
『人造人間キカイダー』
『仮面ライダーV3 』
『仮面ライダーアマゾン』
『勇者ライディーン』
『仮面ライダーストロンガー』
『水戸黄門』
『江戸を斬る』
もちろん、以上は抜粋である。
伊上は、1号より2号よりV3が最も好きだったという。
伊上の書くライダーは迷っていなかった。とにかく一直線に悪者を倒していた。
そしてライダーは今、苦悩するキャラクターとなった。
ちなみにこの『平成ライダー』のシリーズ構成をやっている、井上敏樹氏が、父伊上勝への回想の一文を寄せている。