華麗なる週末 [DVD]
マックィーンは孤高のHero役がとても似合っており、本人もそれを意識して出演作を選んだり、役を演じていたと言われています。
ですので、スティーブ・マックィーンの代表作と聞かれれば「大脱走」「ブリット」「ゲッタウェイ」といった作品のImageが強いでしょう。
そのマックィーンがSuper Starの階段を昇り詰めようとしていた頃に主演した作品がこれですが、
いつものマックィーンを期待すると肩透かしを食らいますし、洒落た邦題に騙されてもいけません。
しかしだからと言って、この作品がダメなのかと言うとそうではなく、マックィーンの新たなる魅力が十二分に発揮された作品となっています。
「長く熱い夜」のウィリアム・フォークナーの原作ですから、物語の舞台は南部ミシシッピー州の方田舎。
とある農場の使用人を演じるのがマックィーンですが、このCharaをマックィーンが中々巧妙に演じており、とっても良いんですねぇ。
農場主のBossの孫と親友の黒人(Bossの親戚でもある)との小旅行が物語の骨格で、Road Movieの趣も感じられ、
全編にマックィーン主演作とは思えない仄々とした雰囲気が漂っています。
この小旅行の交通手段が黄色い高級自動車、ウィントン・フライヤーなんですが、車がStoryの重要な要素になっている点は
流石、自動車好きのマックィーンならではと言ったところでしょうか。
物語の後半はミッチ・ボーゲル演じる孫のルーシャスに焦点が当てられ、マックィーンの影が薄くなっちゃっているのがチト不満ですが、
Climaxの草競馬のSceneも中々見応えがあり、意外な拾い物であります。
マックィーンの親友ネッド役のルパート・クロスですが、この作品でAcademy助演男優賞にNominateされ、その後の活躍を期待されながら
1973年に肺癌でこの世を去っており、この作品が劇場公開作では遺作となりました。
「太陽にほえろ!」ポリドール・マスター・コンプリート’72~’86
TV版との違いがある曲もありますが、番組内で頻繁に使用された耳馴染みのものはほとんど入っていると思います。さすがにコンプリートというだけの事はあります。
曲のタイトルではピンときませんが、現場に向かう時のあの曲…聞き込みしている時の曲…カーチェイスの曲…などなど大体聴いたことがある曲です。
曲の年代順に収録されているので、「この曲ってこんな前から使ってたっけ?」とか、逆に「もっと前から使ってると思ってた」なんて発見もあって楽しかったです。(←大分マニアックな聴き方かもしれませんが…)
ジョン・ウィリアムズ・グレイテスト・ヒッツ1969-1999
『インディ・ジョーンズ』『スター・ウォーズ』『スーパーマン』など数々の名作の曲が入った、ジョン・ウィリアムズのアルバムを思い出し、購入いたしました♪
他にも、沢山 皆さんがご存知の映画曲が収録されていて、かなりいいアルバムですよ♪
歴史に残る名作ばかりですので、一枚持っていても いろんなシーンで楽しめて 飽きが来ませんよ!
華麗なる週末 [DVD]
スティーブ・マックィーンというと、寡黙な男・強い男を演じているというイメージがあると思いますが、この作品のマックィーンはほのぼのとした感じです。いわゆるロードムービーにあたると思いますが、男三人組の珍道中が、笑えます。しかし、人種問題にも触れていますし、テーマ性もある作品だと思います。男三人組のうちの一人は、子供なのですが、旅することでさまざまな体験をし、成長する姿があります。今までの作品にはない、マックィーンの一面が見れますので、ファンは必見です。