レッド・ツェッペリン写真集 狂熱の日々 (P‐Vine BOOKs)
有名な写真ばかりであり、もちろんツェッペリンのみならずロックバンドのイメージを代表するものばかりである。それぞれのページが、切り離して壁に貼っても申し分ない。そのくらい恰好いい写真集である。
この評価以外にない。
Led Zeppelin III
69年発表の3rd。前作、前々作で彼らでしか作ることが出来ないヘヴィなハード・ロックを示し、本作ではその要素と共に新たにフォーク的なサウンドを取り入れた。この頃は元ヤードバーズのキース・レルフ&ジム・マッカーティもルネッサンスを結成してフォーク寄りのサウンドを聞かせている時期だった。前年にはドノヴァン (ハーディー・ガーディー・マン/68年) らのフォーク系のアーティストの作品に参加してそのノウハウを吸収し、このアルバムを製作している。単にペイジとプラントがウェールズの田舎に隠って作曲したからフォークっぽくなったというのは妄想だろう。むしろフォークとハード・ロックの融合と言う意味では「天国への階段」があり、英国フォークの歌姫とも言えるサンディ・デニーの参加など次作の方がより昇華したサウンドを聞かせていると思う。
このアルバムでは前半を従来通りのハード・ロック、後半をフォークっぽい曲でまとめている。
1.のイントロは誰でも一度は聞いたことがあるだろう・・・のハード・ロックの超名曲。2.はアコギの曲だが、フォークというよりもブルース風のアコースティック曲と言ったほうがしっくりする。バックのおどろおどろしいストリングスも聞き物。4.は比較的オーソドックスなブルース・ナンバーだが、ボーナムのドラムスが入っているだけでハード・ロックに聞こえる。6.はフォークっぽいものの、プラントのヴォーカルは完全にハード・ロック。7.はややトラッド風味のフォーク・ロックで本作のイメージに合う曲。8.はオーソドックスなフォークっぽい曲で穏やかな雰囲気が漂う佳曲。9.はヘヴィーなフォーク・ダンス(?)のような曲。軽快だがズッシリ重い。
全体としては彼らの作品の中では一番地味かもしれない。でもそこが好き。
Led Zeppelin 4: Zoso
自ら道を切り開き
ハードロックというジャンルを確立した
その凄味が伝わってくるようなアルバムですね。
自分の出した音が
どのような効果で聴き手に届くかということを
自覚して演奏しているのでしょう。
現在の
機材が発達して
演奏能力がずっとあるはずのバンドの多くは、
音の迫力と
単なる音圧を勘違いして
独りよがりの演奏をしているのでは、とも思ってしまいます。
なぜなら本アルバムのバラードは
こんなにも素朴で優しく美しいから、、、。
聴き手を意識しないと
なかなかこのバランスは取れないと思います。
音楽のジャンルにこだわらない人なら
一聴してみてはいかがでしょうか。
たとえハードロックが苦手でも
何か納得できるものがあるのではないでしょうか。
No Quarter: Jimmy Page & Robert Plant Unledded [DVD] [Import]
以前LD日本盤を単にDVD落としした画質ぼけぼけのブラジル盤が出回ってましたが待望の正規発売です。ボーナストラックは「Most High」のビデオクリップと「black dog」のスタジオライブ、インタビューとちょっと少ないですが、音声は5.1chにリミックスされてます。
ただ、これは輸入盤なので多分リージョンコード的に日本製プレーヤーでは視聴できないかなあ?値段は安いんですけどね。日本盤は高すぎ!
Led Zeppelin 1st
伝説がここから始まった。最初からこんなに凄かったらこのあとどうするのというぐらいの勢い。思いっきりブルースしてるかと思ったら、ハイスピードで突っ走るロックもあれば、ホントに幻惑されそうな曲もある。けっしてジャンルの枠に収まらない音楽。それがレッドツェッペリン。そしてこれがツェッペリンのファーストアルバムだ。これ絶対聴いて欲しい。